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財団法人日本ユニセフ協会

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ティム・ハワード
アメリカ生まれのゴールキーパー、困難を乗り越えマンチェスターで活躍

アメリカ生まれのゴールキーパー、ティム・ハワードは現在イギリスのマンチェスター・ユナイテッドでプレーしています

イギリス・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド初のアメリカ人選手ティム・ハワードは、ニュージャージー州生まれの26歳。彼も、今回のユニセフと国際サッカー連盟(FIFA)とのキャンペーンに参加しています。

ハワードは、マンチェスター・ユナイテッドのメンバーとして長年にわたってユニセフに協力してきました。2004年12月、スマトラ沖地震・津波が発生してアジアを中心に大きな被害が出ると、ほかの選手たちとともにユニセフへの寄付を募るビデオに出演。世界中に流れたこのビデオによって、津波で被害を受けた多くの子どもたちの支援、保護が可能となりました。

アフリカ系アメリカ人の父とハンガリー人の母の間に生まれたハワードは、子どものころ経済的に貧しい生活をしていましたが、高校のときに「サッカー」と出会い、困難を乗り越えてきました。

比類ない俊敏さと集中力を持った、長身のゴールキーパーであるハワードは、ペナルティ・エリアのなかで、素晴らしい反射神経と才覚によって対戦相手の得点を阻止しています。高校を卒業してすぐにプロに入り、USISLのノースジャージー・インペリアルズで長期にわたってプレーしたハワードは、その後1998年にメジャーリーグ・サッカーと契約しメトロスターズに加わり、ゴールキーパーとして2001年まで在籍しました。ゴールキーパーとしての最初の年に、彼はメジャーリーグの最優秀キーパーとなりました。

問われる真価

ハワードはアメリカで最高のゴールキーパーとして知られるようになり、マンチェスター・ユナイテッドの注目するところとなりました。2003年にはメジャーリーグ・サッカーからイギリスのプレミアリーグへ移り、サッカー界を揺るがしました。

無名だったこのアメリカ人選手は、イギリスへの移籍後まもなく、その真価を問われることになります。ユナイテッドのファースト・リーグの座を獲得し、イギリスの有名選手のひとりとなったのです。

故郷をあとに、プレミアリーグのプレッシャーをものともせずに、ハワードはマンチェスターのために44ゲームを戦い、FAカップの決勝戦でミルウォールを下して、はじめての優勝メダルを手にしました。マンチェスター・ユナイテッドとは2005年4月に再契約を交わし、2009年まで在籍することになっています。

サッカーのピッチ外でも、ハワードは長年、トゥーレット症候群という病気と闘ってきました。同じ病気の人たちにも手を差し伸べ、その病気への意識向上活動に尽力しています。彼はニュージャージー州トゥーレット症候群協会の理事会メンバーであり、その功績は2001年ニューヨーク・ライフ人道活動賞を受賞しています。

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