メニューをスキップ 公益財団法人日本ユニセフ協会

子どもの権利を尊重・推進するビジネス

すべての企業活動および施設等において、子どもの保護と安全を確保する

© UNICEF/NYHQ2007-2695/Giacomo Pirozzi

子どもの権利を尊重する企業の責任には以下のものが含まれる。

a. 企業活動の中でその施設や従業員がもたらす、子どもの安全と子どもの権利の保護に関するリスクに対処する。

  • i. 企業の施設が、子どもの虐待、搾取、また彼らに危害を加えることに利用されないことを確保する。
  • ii. 企業の設備のうち潜在的に危険な場所が、操業時間内または時間外に子どもの安全を脅かすことがないよう確保する。
  • iii. 従業員に対し、暴力・搾取・虐待についての企業としての不寛容(ゼロ・トレランス)方針は、すべての企業活動に適用され、企業自身の施設から離れたところにおいても適用されるということを明確に示す。
  • iv. 暴力や搾取あるいは虐待が疑われる懸念が生じた際には適切な行動をとる。
  • v. 就業が認められる最低年齢以上の若年労働者が危険な労働から保護されることを確保する。

子どもの権利を推進する企業のコミットメントには以下のものが含まれる。

b. 子どもの保護に関する行動規範を作成し、実施する。

事業における、子どもの保護に関する行動規範を作成する。その行動規範が確実に認識され、それについての研修が継続して実施されるようにする。取引関係を通じてその企業の事業、製品またはサービスに関連する他の業者等に対し、子どもの保護に関する行動規範の作成を推奨する。