メニューをスキップ 公益財団法人日本ユニセフ協会

子どもの権利を尊重・推進するビジネス

緊急事態により影響を受けた子どもの保護を支援する

© UNICEF/NYHQ2006-1679/Kate Brooks

子どもの権利を尊重する企業の責任には以下のものが含まれる。

a. 緊急事態の状況において子どもの権利を尊重する。

緊急事態において子どもの権利の侵害を引き起こすこと、あるいは助長することを避ける。武力紛争やその他の緊急事態下では、人権リスクが高まることを認識し、それに対応した人権デュー・ディリジェンスを実施する。緊急事態は子どもの権利への負の影響を著しく増大させうること、障がいのある子ども、避難民、移民、家族と離ればなれになった子ども、先住民族の子どもを含む、特定の子どもたちがより一層脆弱であること、また女子と男子では影響が異なる場合があることに留意する。

子どもの権利を推進する企業のコミットメントには以下のものが含まれる。

b. 緊急事態により影響を受けた子どもの権利を推進する。

  • i. 緊急事態下において子どもへの暴力・虐待や搾取のリスクが増大することについて、労働者や地域社会の構成員の意識を高めることにより、緊急事態によって影響を受けた子どもの保護を支援する。
  • ii. 必要と要請があった場合には、よい実践例に従い、政府や人道支援機関による緊急事態への対応をサポートする。そのような支援は、調査により明らかにされたニーズに基づき、また影響を受けた人々への説明責任が果たされる枠組みの中で実行されるべきである。
  • iii. 持続可能な平和や発展に積極的な貢献をする。