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日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金
牡鹿地区保育所(宮城県石巻市) 落成式
子どもたちが記念の植樹

【2012年6月29日 宮城発】

 

日本ユニセフ協会は、地震および津波により被災した岩手県・宮城県・福島県の自治体の要請を受け、保育園や幼稚園の仮設園舎、学童施設等の建設や大規模な修繕支援を実施しています。

津波で壊滅的な被害を受けた宮城県石巻市牡鹿地区では、牡鹿第一と第二保育所が二つとも損壊。両保育所の子どもたちには、同地区の保健福祉センター「清優館」内の一室を間借りし、年長、年中、年少合同で、仮保育が行われていました。日本ユニセフ協会は、石巻市の要請を受け、牡鹿第一・第二保育所の再建を決定。約1年間の準備・建設作業を経て、この度、同市が清優館に隣接する用意した土地に、木造平屋建ての新園舎が完成しました。

6月29日(金)に行われた落成式では、亀山紘石巻市長より、「石巻の未来を担う子どもたちのために、こんなに素晴らしい園舎ができたことは大変ありがたい」とご挨拶があり、内海恵子所長は「園舎ができて本当にうれしい」と涙を浮かべました。

震災前は、2園合わせて55人程度の子どもたちが通っていましたが、現在は29名。木の温かなぬくもりを感じられる新しい園舎は、子どもたちにも保護者のみなさまにも大変喜ばれていました。
式の最後には、園舎の完成と子どもたちの健やかな成長を願い、キリン組の子どもたち8名が代表して、ラベンダーの苗を記念に植えました。

日本ユニセフ協会は、日本ユニセフ協会はこれからも地震および津波により被災した保育園や幼稚園等の仮設園舎の建設や大規模な修繕のための支援を実施していきます。

写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会

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