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みなさまのご支援があったからこそユニセフは災害直後から現地で救援活動を開始、けがや病気の手当、安全な飲み水の供給、衛生環境の整備、乳幼児への栄養補給、はしかやポリオ、コレラなど感染症の予防に奔走しました。こうした努力の甲斐あって、当初懸念されていた感染症の流行は、現在まで何とかくい止めることができています。
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| マディフシ島では、1005人の島民の半数近くが津波に家を破壊されました。 |
待ち遠しかった学校再開の日。あちこち修復され、真新しいタイルがはられた校舎に、おそろいのシャツを着た子どもたちが集まってきます。教室の壁を飾るのは、色とりどりの絵や学習教材。つらい体験をした子どもたちを元気づけようと、この日のために先生方が飾りつけました。まだ椅子も机も充分にそろっておらず、床に直接座っての開校式となりましたが、懐かしい教室、先生、友だちに囲まれて、子どもたちはとても安心したようす。津波以来ほとんど口をきかなくなってしまった子どもも、この日は笑顔を見せてくれました。この子たち全員が、津波の恐怖を乗り越えて前向きに生きていける日までーーユニセフがすることはまだたくさんあると実感した1日でした。
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つらい体験を絵に描くことで、子どもたちの心の傷が少しずつ癒されていきます。
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インドの避難所にいた赤ちゃん。ひどい下痢になってしまいました。もし、ユニセフから届いたORS(
経口補水塩)や栄養補助食がなかったら、今ごろは... 。
災害後直ちにユニセフがインド国内で提供したORSは20万袋。多くの子どもの命が助かりました。
「みんなの願いごとがいっぱい実る木を作りましょう。」先生に促されて、自分の描いた絵をはり付ける子どもたち。これは「幸せの木」と呼ばれるトラウマ克服プログラムのひとつです。
学校のような建物や、お母さんの姿を描いた絵もあります。津波で母親と妹を失ったタイの11歳の少女ウサは「今もつらいです。お父さんだってつらいのに、私のために明るくふるまっています。お母さんを思い出すと涙がとまりません。だけど、強くならなくっちゃ...」それぞれの願いをこめてはり終えた子どもたちの表情は、少し穏やかになっていました。
インドネシアでは急きょ20カ所に家族捜索センターを設けました。ここには毎日大勢の親が我が子を探しにやってきます。
「隣町のセンターに同名のお子さんが保護されています。確認を取ってみましょう。」このようにして運良く再会を果たした家族がいる一方、混乱の中で、密かに連れ去られてしまう子どももいるため、ユニセフは保護が必要な子どもの登録を急いでいます。
インドネシアのアチェでは、150人近い子どもが木の下に集まって「心を癒す青空教室」。ユニセフから届いたアクティビティキットを使って絵を描いたり、歌ったり、踊ったりで、みんなで大笑い。楽しいプログラムで一瞬だけでも津波のことが忘れられます。

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さらに支援の内容の詳細についてはこちらもご参照ください。スマトラ沖地震・津波緊急支援90日間の特別報告 |