メニューをスキップ
財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

アグネス・チャン 日本ユニセフ協会大使
東ティモール視察より帰国

2000年6月21日
<報道各位>

 昨年8月の住民投票から10ヶ月が過ぎ、破壊的状況から新しい国づくりへ向けて再建の道を歩む東ティモール。現地の様子を視察するため6月13日に日本を出発したアグネス・チャン 日本ユニセフ協会大使は、9日間の行程を終え、今朝日本航空724便にて帰国しました。

 14日に西ティモールに到着したアグネス大使は、クパン郊外の避難民キャンプを視察。15日にはWFPの輸送機で東ティモールとの境界付近のアタンブアへ移動し、5月中旬の洪水で深刻な被害を受けた避難民キャンプを訪問、その生活ぶりを視察するとともに東ティモールへ帰ることをためらう人々の声に耳を傾けました。その後16日には、日本の使節としては初めて陸路で東ティモールへ入ることに成功。20日までディリ県、リキサ県を中心に精力的に視察を行いました。(視察の詳細は別紙スケジュールご参照)

 ユニセフは現在、西ティモールに未だ10万人近く残っていると言われる避難民に対する支援活動を続けるとともに、東ティモールでは教育の復興や子どもや女性に対する精神的リハビリテーションなどを支援しています。

本視察を終えたアグネス大使は以下のように語りました。

 「今回東西ティモールを訪ねて、一般の人々や民兵として戦っていた人々とたくさん話をすることができ、ティモールが置かれている複雑な状況を肌で感じることが出来ました。その中でも一番犠牲になっているのは、ふたつのティモールで引き裂かれている子どもたちとその家族です。西ティモールに残された10万人の避難民の帰国の目処は未だにたっていません。東ティモールの人たちとの和解も困難な状況です。すべてを破壊された東ティモールの子どもたちの生活も厳しいものでした。」

なお、本視察の模様はNHK 衛星第一「BS特集」(7月20日放送予定)などで紹介されます。

この件に関するお問い合わせ
カード事業部 担当:宮田
TEL:03-3355-3255 FAX:03-3355-3830

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る