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公益財団法人日本ユニセフ協会

ブルンジ
武力衝突で8万人超が難民に
子どもたちへの影響を憂慮

【2015年5月27日 ブルンジ/ナイロビ発】

難民キャンプで栄養不良の子どもの治療ケアのための補助栄養素が入った飲み物を飲む子どもたち。
© UNICEF/NYHQ2015-1379/Pflanz
難民キャンプで栄養不良の子どもの治療ケアのための補助栄養素が入った飲み物を飲む子どもたち。

ユニセフ(国連児童基金)は、ブルンジで続く武力衝突による子どもたちへの影響を憂慮しています。25日には子ども1人が銃撃で殺害され、26日には子ども1人が流れ弾に当たって負傷しました。

子どもたちの安全確保を

「ユニセフは、この武力衝突に関わるすべての人々に対し、ブルンジの子どもたちの安全を確保し保護する義務があること、特に、危険が伴う政治的なデモや活動に子どもたちを巻き込まないことを、繰り返し訴えています」と、ユニセフ東部・南部アフリカ地域事務所代表のレイラ・パカラは述べています。「ひとりの子どもも、暴力に晒さたり、目撃したりするべきではありません。子どもたちの居場所は、安全で家族とともにいられる場所です。武力衝突の真っ只中ではありません」

船でタンガーニカ湖を渡るブルンジ難民たち。
© UNICEF Tanzania/2015/Namfua
船でタンガーニカ湖を渡るブルンジ難民たち。

子どもの権利の尊重は、ブルンジの国内法および国際法で明示されています。子どもたちを守り、子どもたちが持つ権利を守ることは、政府と治安部隊が共に有する責任です。ブルンジの子どもや若者は、暴力行為を伴う政治的活動に巻き込まれるべきではなく、どのような状況下であっても戦闘に動員されるべきではありません。

およそ8万4,000人のブルンジの人々が、周辺国のタンザニアやルワンダ、コンゴ民主共和国などへ難民として逃れています。その3人に2人は女性と子どもたちです。ユニセフは他の国際機関やパートナー団体とともに、避難しているブルンジの子どもたちや家族を支援しています。

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