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ユニセフ協会からのお知らせ

第2回クリボラ展開催!

【2008年3月5日 東京発】

ユニセフ賞受賞の様子
© 日本ユニセフ協会

『OACクリボラ展2008』のオープニングセレモニーが4日、国連大学で行われました。
2005年、「子どもとエイズ」世界キャンペーンの趣旨に賛同し、「世界の子どもたちの夢と希望を育む」ことを目的に、クリエイティブパワーを生かしたボランティア活動として発足した「クリボラ」(Creative Volunteer)計画。今回2回目を迎えたクリボラ展は、第1回に引き続き、「世界の子どもたちを守れ。HIV/エイズから守れ」をテーマに作品を募集。総数116点の応募があり、うち14点が入賞作品に選ばれました。
オープニングセレモニーは、假屋崎省吾氏と山田邦子氏をゲストに迎え、たくさんの方々が参加した華やかなものとなりました。

HIV/エイズは大人だけの問題じゃない

ギャラリーの様子
© 日本ユニセフ協会

セレモニーでは、日本ユニセフ協会広報室長より、HIV/エイズを取り巻く問題は、大人だけでなく子どもにも深刻な被害を与えていることが訴えられました。
「HIV/エイズにより、親を失った子どもの数は、約1500万人。これは、日本の小中学生を合わせた数より多く、また、この数は2010年までには、2000万人に達するものと見られています。
HIV/エイズの脅威は世界中に広がっていますが、この病気の最大の問題は「偏見と無知」です。感染を防ぐすべを知らないことや、HIVとともに生きている人々への差別・偏見が問題を深刻にしています。HIV/エイズについて皆で話す機会を持つなど、「偏見と無知」を少しずつ克服すれば、希望の光が見えてきます。実際に、HIV/エイズの被害が最も深刻なサハラ以南のアフリカ地域では、2000年をピークに、徐々にHIV感染率が低下し始めました。 クリボラ展を通して、ひとりでも多くの方にこうした事実や途上国の子どもたちがおかれている状況を理解していただきたい。」

ユニセフ賞受賞の様子
© 日本ユニセフ協会

オープニングセレモニー前には、假屋崎省吾氏による生け花の実演が行われました。作品には「希望」というタイトルがつけられ、クリボラ展に参加された若いクリエーターの皆さんへのエールが送られました。

セレモニーの司会も担当された山田邦子氏は、自らの病気の体験を通して、たくさんの人々に助けてもらったり、励まされたりしたことが一番うれしかったと感謝の気持ちを表すとともに、「私も今後ボランティア活動に参加する機会を増やしていきたい」と元気に締めくくりました。

ユニセフ賞

ユニセフ賞受賞の様子
© 日本ユニセフ協会

オープニングセレモニーでは、入賞作品14点の表彰が行われ、ユニセフ賞、ユニセフジュニア賞に選ばれた各作品には、ユニセフ東京事務所および日本ユニセフ協会代表として、日本ユニセフ協会広報室長より表彰状が手渡され、「HIV/エイズという難しいテーマの中に、暖かいイメージを残し、力強いメッセージを打ち出していただいた」と感謝の言葉が伝えられました。

第2回「クリボラ展」(応募総数116点)は、3月28日(金)まで、東京青山の国連大学ギャラリーで開催されます。 その後、名古屋(4月10日〜22日)、大阪(5月・予定)、仙台(秋・予定)でも巡回展が開催される予定です。

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