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財団法人日本ユニセフ協会

予防接種やビタミンAの投与、蚊帳の使用などを徹底させるだけでも子どもの死亡率を大きく下げることができますが、それと同時に、子どもの最も近くにいる母親や村人に、保健や育児の知識を教え、子どもの手当てができるようにすれば、さらに大きな効果をあげることができるのです。

ガーナ北東部のアクカ村で『お母さん保健チーム』をご紹介しましょう。

先ずは、村からボランティアの母親をつのり、マラリアや下痢性脱水症の見分け方、応急措置、蚊帳の正しい使い方などを教えます。教習を終えた母親たちには、自転車と基礎医薬品キット、子どもの救命方法を絵にしたカードを渡します。
『お母さん保健チーム』は、自転車を使って家々を訪ね、育児知識や子どもの命の守り方を広めます。これといった交通機関のない村では自転車があることで、支援のスピードがあがり、これまで訪問できなかった遠くの場所へも行くことができるようになりました。

このような取り組みが実施された西アフリカの村々では、
3年間で、乳幼児死亡率を20%も減少させることに成功しました。
こうした一連の経験と成果を、西アフリカ全体、そして同じような課題を抱え、支援を待つ子どもたちがいるほかの国々にも応用していこうと、いま、ユニセフはこの取り組みを加速させています。

助かるはずの命を守りたい。この活動を急がなければ、つぎつぎに一人また、一人と子どもたちの命が失われて行くのです。

ユニセフが活動してゆくためには、みなさまのご支援が必要です。どうか子どもたちを守るユニセフの活動にお力添えをお願い申しあげます。

追伸:ご支援くださるみなさま、ユニセフ、そして村のお母さんたちへとつながるこの支援の輪の根底には、−子どもは何よりもかけがえのない存在である−という単純な真実があるのだと信じます。皆様がこの思いに共感してくださることを心から願っています。

 

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