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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

2004年12月14日信濃毎日新聞掲載

幼い命助けるために一歩ずつ
<世界子供白書2005>

 過去の話ではありません。遠い国の話でもありません。今もこの小さな地球上で毎日、3万人以上もの幼い命が失われているのです。

 その原因はさまざまです。しかしそのほとんどは風邪をこじらせた肺炎や下痢による脱水症、マラリアやはしか、HIV/エイズ(後天性免疫不全症候群)など、適切な予防対策があれば助かったかもしれない病気なのです。

 予防接種率が低いパプアニューギニアでは昨年、1,000人以上の子どもがはしかで亡くなりました。ある母親は1歳の女の子にはしかの予防接種を受けさせなければならないことを知りませんでした。また、ボリビアの先住民族アイマラ族の一員である女性は、保健センターに行けば、悪いことをされたり差別を受けたりすると思い、妊娠中に検診などのケアを受けられませんでした。

 このように、宗教や文化によって、子どもたちが置かれる環境はさまざまです。幼い命が守られ元気に成長するためには、私たち大人が子どもたちに適した環境を作ることが必要です。そのためにユニセフでは、募金活動を行っています。

 例えば、100円でどんなことができるでしょうか−。肺炎にかかった子どもの3人分の薬を5日間用意できます。あるいは、栄養不良による失明を防ぐビタミンAのカプセル41錠が買えます。

 では現地ではどんなことができるでしょう?ユニセフでは募金をもとに、子どもの死亡率が高い国の人々に物資を届け、自立した生活への支援や情報提供、教育を行います。乳幼児にはどのような環境が必要で、どんな栄養を摂取しなければならないかなど、保護者である大人にも正しい知識が必要だからです。

 日本も以前はユニセフから支援を受けていました。いつの時代も、お互いを尊重し、助け合うことは大切です。そして、一人ひとりが世界に目を向け、今どんな問題があるか考えることも大切でしょう。一日一度でもいい、あなたが支援する国のことを調べてみてください。きっと、今まで知らなかった世界を知ることができるでしょう。

 日本ユニセフ協会では、12月23日を全国一斉の活動日として、募金活動を行います。事前の参加申し込みが必要ですが、同日以外でも活動は可能です。人から人へ、手と手を取り合えばきっと世界中の思いはかなうでしょう。この地球に暮らすすべての赤ちゃんが、健やかに育つことができるように、今私たちにできることを一歩ずつ取り組んでいきましょう。

問い合わせは日本ユニセフ協会協力事業部、
ハンド・イン・ハンド担当(電話: 03-5789-2012)へ。

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