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財団法人日本ユニセフ協会

写真_UNICEF/2007/Izwina Mohd Din

マレーシア:女子フットサル大会を通じたエイズ予防キャンペーン

【2008年3月6日 マレーシア・クアラルンプール発

昨年10月、エイズ撲滅の旗印の下、マレーシアの全国各地から1000人以上の女性がフットサル大会に集まりました。

「若い女性をHIV/エイズの脅威から守ろう」というメッセージを広めるため、英国プロサッカーリーグの名門、マンチェスター・ユナイテッドの「ユナイテッド・フォー・ユニセフ」プログラムと、マレーシアの人気テレビ番組「3R」のユニセフ支援プログラムのサポートで、出場者全員が女性というフットサル(1チーム5人制のサッカー)ゲームのプレーオフ第2回大会が開催されたのです。

ジョホール・バル州のスルタナ・アミナ中学校からフットサル大会に出場した生徒たちとおHIV予防について語り合う、地元テレビ番組「3R」に出演する人気タレントでユニセフ・マレーシア国内大使を務めるカルティニ・アリフィンさん。
© UNICEF/2007/Izwina Mohd Din
ジョホール・バル州のスルタナ・アミナ中学校からフットサル大会に出場した生徒たちとHIV予防について語り合う、地元テレビ番組「3R」に出演する人気タレントでユニセフ・マレーシア国内大使を務めるカルティニ・アリフィンさん。

出場者の一人マリア・カマルさん(18歳)は、5歳からフットサルを続けてきました。 マリアさんにとって、フットサルは、単にチームで戦うということ以上の意味を持っています。

「私はフットサルが大好きです。だって、幼い私だって社会と関わりがもてるようになったし、男の子たちに自分の得意分野とか知り合いとか紹介して、同じくらい世間が広いのよって教えられるんですから。」と、マリアさんは言います。

ユニセフがマレーシアの少女や若い女性に身につけてもらいたいことは、こうした姿勢や経験なのです。

増加する女性のHIV感染者

UNICEF/2007/ Nadchatram
© UNICEF/2007/ Nadchatram

世界のHIV陽性患者の3人に1人は25歳に未たない子どもや若者です。そして、その3人に2人が女性です。マレーシアでは、若い女性のHIV感染率が、この10年程で劇的に増加しました。 ユニセフ東アジア太平洋地域事務所のHIV/エイズ事業担当官 ウィン・シー・チェンは、HIVから自分と家族の身を守ることができるという自信をもった若い女性こそが、マレーシアにおけるHIV流行の流れを変える鍵だと信じています。

「今回のフットサル大会のようなイベントが重要な役割を果たしてくれます。まず、参加している女性たち自身が楽しんでいます。そして、ゲームを通じて、自分たちのためになるものを選択し、自分で物事を決める姿勢を身につけることができます。女の子や女性が、自身に自信を持つために、とてもよい訓練の場なのです。」(チェン担当官)

1930年代にウルグアイで考案されたフットサルは、バスケットボールサイズのコートで、屋内外どちらでも楽しめるスポーツです。今回の大会には、学校31チームを含む100チームほどが参加しました。

優勝トロフィーと賞金を目指して競い合うだけではなく、選手たちはハーフタイムに、地元の応援団から歓待を受けたり、テレビ番組「3R」の人気タレントでユニセフ・マレーシア親善大使が司会進行するHIV/エイズに関するクイズ大会に参加しました。

エイズ予防教育を学校で

テレビ番組「3R」のスタッフは、このフットサル大会をきっかけに、マレーシア各地の学校でエイズ予防教育ワークショップを推進。これまでに1000人以上の子どもたちが、HIVウィルスから身を守る知識を身につけました。

ジョホール・バルで開催されたフットサル大会に設けられたユニセフのブースで、若者向けエイズ予防キャンペーンについて話を聞くラヤ・ゼリス・ソフィア妃殿下。
© UNICEF/2007/ Nadchatram
ジョホール・バルで開催されたフットサル大会に設けられたユニセフのブースで、若者向けエイズ予防キャンペーンについて話を聞くラヤ・ゼリス・ソフィア妃殿下。

本大会が開催されたジョホール州知事の妻ラヤ・ザリス・ソフィア妃殿下は、このワークショップが、若い女性たちにエイズ予防の知識を身につける貴重な機会を提供してくれていると歓迎しています。

「エイズはマレーシアで大きな問題ですが、十分な知識を持っているのはほんの一握りの人々に過ぎません。このようなワークショップは、若い世代やHIV/エイズに全く知識がない人々に、正しい知識を身につける機会を与えてくれているのです」とラヤ妃殿下は語りました。

参加した生徒にとっても、今回のワークショップは、いつの日か自分の命を救うことになる知識を身に付けるすばらしいきっかけとなりました。

「私は今、HIV/エイズがどんなものなのか理解していますし、どのような生活を送るべきかも心得ています。HIVに感染しないようにする術を知っています。マレーシア中のすべての学校でこうしたワークショップを開催する必要があるでしょう。」 カビチャ・ナンダヤラさん(17歳)は、こう話してくれました。

「子どもとエイズ世界キャンペーン」

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