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公益財団法人日本ユニセフ協会

国際協力人材養成プログラム

海外インターン体験記

ネパールの教育の実情を伝えるために

氏名:進藤 美生
派遣先:ネパール事務所
派遣期間:2012年6月〜10月

 2012年6月から10月までの約4ヶ月間、ユニセフ・ネパール事務所の教育セクションにてインターンの機会をいただきました。修士論文の研究テーマがネパールにおける学校運営であり、ネパールの教育の実情に深く関心があったため応募をしました。

 ネパール事務所では、まず、様々なデータ分析の指示をいただき、ネパール政府が公表している公立学校における男女比のデータをもとにジェンダーの問題を調べたり、異なる3つの地理的要因(平野、谷、山岳)による教育格差について調べたりしました。数字の羅列ではないわかりやすいデータ作りを心がけたことにより、上司が海外出張の際に使用する資料にも使っていただくことができました。

 また、以前にもネパール在住経験があり、ネパール語を話せ、農村部で何も無くても生活できそうだ、という理由によりフィールドトリップの機会もいただくことができました。このフィールドトリップの目的は、事務所を訪れるドナーにわかりやすくユニセフの活動を伝えるための資料として、ドナーが最も興味がある子供たちの実情を伝えるストーリーを探し、それに使える質の良い写真を撮ることでした。プロのカメラマンと共に、飛行機で1時間、車で丸1日、その後徒歩3日間という時間をかけ山奥の学校を訪ねました。苦労の末たどり着いた学校で、関係者や学生に歓迎されたときの感動は忘れることができません。

©UNICEF Nepal/2012/Karki
フィールドトリップで撮影をした、山岳部の子どもたちの通学風景
©UNICEF Nepal/2012/Karki
楽しそうに学校に通う女の子たち
©UNICEF Nepal/2012/Karki
インタビューを行った女の子たちと

別の機会で、16歳まで学校に行く機会が無かったという女の子達や、児童労働を強いられている子どもたちへインタビューをする際には胸が詰まる思いをしました。その後私が作った資料や写真は事務所の皆様に高い評価をいただきとても光栄に思っています。

このような貴重な機会を与えてくださった日本ユニセフ協会および東京ユニセフ事務所、ユニセフ・ネパール事務所の皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。

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