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ジャワ島地震情報 第7報
ナゴサリ村からの報告

©UNICEF Indonesia/2006/Estey
ユニセフの支援物資を積んだトラックがジャワ島中部、街から遠く離れたナゴサリ村に到着しました。27日の地震で、ナゴサリ村全体の75%の家屋が損壊しました。

インドネシア・ジャワ島中部にあるナゴサリ村は、緑の生い茂る丘の斜面に沿って、レンガ造りの家々が立ち並ぶ趣のある村です。しかし、5月27日朝5時55分、ナゴサリ村の平穏な暮らしは突然奪われてしまいました。マグニチュード6を超える地震により、震源地から数キロほどのところにあるこの村は激しく揺れ、その揺れがおさまった時、瓦礫の山と化していました。

ナゴサリ村の約75%の家屋が破壊され、4分の3の村民が重軽傷を負いました。死を免れたというだけで彼らは幸運でした。しかし、地震で平穏な暮らしを奪われたという現実は逃れようのない事実なのです。

ナゴサリ村では現在、竹とひもで作った間に合わせのベッドが立ち並び、年老いた村民たちが強い日差しにさらされながら横たわっています。看板には、即席のチキンスープの提供時間が走り書きされています。揺れが一番強く、援助活動が集中しているバントゥル県の南東に位置していることが、ナゴサリ村の被害をさらに大きくしています。

しかし、ユニセフの支援物資がここ数日の間に届いており、それはナゴサリ村に安堵感と希望も運んできました。

より広範囲での支援活動の一環として、ユニセフは、地震発生から48時間以内に村への包括的な緊急物資供給を始めました。具体的には、清潔な水、石鹸やタオルなどの必需品を含む家族用の衛生キット、シェルター用のビニール製防水シート、家庭用炊事用具などを届けています。

危険にさらされる子どもたち

©UNICEF Indonesia/2006/Estey
10歳のヴィキと34歳の母親、エスティ。ナゴサリ村にあるヴィキの小学校は、地震によって破壊されました。ヴィキは、学校が早く建て直されて、また学校に通えるようになることを心待ちにしています。

25歳のリアンティは陽気な女性で、ボランティアが衛生キットを配るために村民を集めるのを手伝っています。「ここの子どもたちは、いまだにとても脅えています。」彼女がこう話す間にも、4歳になる息子が彼女の肩にしがみついてきます。「昼間でも、幼い息子を落ち着かせ不安を取り除いてやるために、絶えず彼をあやさなくてはいけません。」

「でも、私達が生きていて、ひどいけがを負っていないだけでありがたいのです。」リアンティは言います。「最初の2日間は、食べるものがほとんどありませんでした。道端のキャッサバや植物の根を乾燥させたものでなんとかしのぎました。しかし、今は援助を受け始めて、飲料水や薬、即席麺や砂糖などを受け取っています。」

地震により5,800人以上が死亡し、3万人以上が負傷しました。建物や家屋が深刻なダメージを受けて20万人以上の人が住むところを失いました。子どもたちは、災害直後においては、特に危険にさらされます。

ヴィキは、地震によって家族と住む家をただの瓦礫の山に変えられた日から3日経った今も、震えているのが目に見えるほどに脅えています。あのひどい地震の朝のことを淡々と語り始めるヴィキですが、しばらくして黙り込み、うつむいてしまいます。「とっても怖かったんだ。」ヴィキは涙を流しながらいいます。「お母さんやお父さんがいなくなってしまうのが一番怖かった。」

ヴィキが通っていた小学校も地震で破壊されてしまいました。「今はなにをしたらいいのかわからないんだ。」と彼はいいます。「今学期中はもう学校には戻れないみたい。でも、僕はただ学校に戻りたい。それで、物知りになって、お父さんやお母さんの自慢の息子になりたいんだ。」

日常を取り戻すこと

©UNICEF Indonesia/2006/Estey
ユニセフのトラックがジャワ島中部のナゴサリ村へ向かい、衛生キット、防水シート、炊事用具などを支援を待つ村民に届けました。

ジャワ島中部の学校の状況は悲惨なものです。ユニセフは、500近くの小学校が破壊され、さらに532校はひどく損害を受けていると推定しています。

これに対応するため、ユニセフは地方政府と協力して、臨時の学校をできるだけ早く作るべく活動しています。学校が新年度をむかえる、7月17日までにバック・トゥ・スクール(学校に戻ろう)キャンペーンを立ち上げることを目指しています。

同時に、ユニセフは被災した子どもたちのために安全な環境を提供し、子どもたちの生活に日常を取り戻すために特別なセンターを開いています。このセンターは、地震後建物に入ることを怖がったり、救急車を見ると泣き出してしまうなどの心理社会的な問題を抱える子どもたちへのカウンセリングやケアを提供しています。

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◇ 募金のお願い ◇

 ユニセフは、ジャワ島地震に被災した子どもたちのための緊急支援を行っています。
皆さまのご協力をお願いいたします。
(募金の受付は9月末日までとさせていただき ます。)