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ジャワ島中部地震から5ヵ月 「日常」を取り戻しつつある子どもたち【2006年10月30日 ニューヨーク発】
インドネシア・ジャワ島中部を襲った大地震から5ヶ月。ユニセフとパートナー組織は、地震を生き延びた多くの人たちに希望を与えつづけています。 地震によって被害を受けた地域で行われている復興・再建に向けた支援により、村人たちは元の生活をいくらか取り戻せるようになってきました。 ユニセフは地震により被害をうけた多くの子どもたちのために、「子どもセンター」の開設を支援してきました。センターは、心の傷を癒すためのカウンセリングや安全に遊べる施設を提供しており、子どもたちが遊び、友達と会い、災害で受けた心の傷を癒す場所となっています。 「サッカーをしたり、塗り絵をしたり、山の風景の絵を描くのが好き。」と、センターに通う11歳のティタは言います。 安全な水源の確保
現地のパートナー組織の協力で、ユニセフは地震で被害を受けた地域の井戸やトイレ、浄化槽をきれいにするための活動も行ってきました。これまでに、2万箇所以上の井戸や1万3,000箇所のトイレが使えるようになりました。 80歳のアティ・スワルノは、地震により多大な被害を受けたジョクジャカルタ市の北部に位置する静かな村、チャンディに住んでいます。彼女の家は、地震により倒壊した30万戸のうちのひとつです。また、彼女の家の井戸も被害を受け、外枠が崩れ落ちました。 「飲み水として使えるほどきれいな水ではありません。」スワルノさんはいいます。「代わりに、洗濯に使ったり、お風呂に使ったりします。ほかには方法がないのです。だって、この井戸が私の使える唯一の水源なのですから。」 ジョクジャカルタ地域で活動する支援団体や熟練のボランティアたちと緊密に協力し、ユニセフは安全な水やトイレ等の衛生設備を提供するためにこれからも活動を続け、支援の必要な子ども達や家族が生活を立て直せるように支援していきます。 |
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