世界のともだち

スタディツアー視察報告

モンゴル  スタディツアー報告  (2012年7月22日〜7月29日実施)

1. はじめに

ユニセフの支援事業を視察するため、2012年7月22日から29日までの8日間、日本ユニセフ協会学校事業部主催のスタディツアーで、全国の先生方とモンゴルを訪れました。

モンゴル国、通称モンゴルは、北東と南西を中華人民共和国、北西部をロシア連邦と接している内陸の国です。国土の総面積は、約1,564,100㎢。日本の約4倍もある大きな国です。
モンゴルは、1990年代のソ連崩壊を機に大きな変容を遂げました。社会主義経済から市場主義経済へ転換する中で、経済は順調に発展してきました。特に、ここ数年間の経済成長は目覚ましいものがあります。GDP(国内総生産)は、過去5年間で急成長し、2011年は17%増となりました。都市部、特に、首都ウランバートルの変化は著しく、デパート、ホテル、マンションなど、高層ビルが建設されています。車も増え、交通量に道路整備が追いつかないほどです。
その一方で、都市と農村の格差は拡大の一途を辿っています。経済成長の恩恵が社会弱者に行き渡らず、貧困率は35%、人口の3人に1人が貧困層という状況です。
社会体制の変化は遊牧を生業とする人々の生活をも直撃しました。補助金が打ち切られたことにより、遊牧生活の継続が困難になりました。そのため、多くの人々が遊牧生活を諦め、都市部への移動を余儀なくされています。
しかし、都市部にも移住したからといって、簡単に職につけるわけではありません。住民登録がないため、公的な支援すら受けられない人も数多くいます。マンホールや階段の下に生活している家族もいます。生計の見通しもたたず、アルコール依存に陥る親。そして、子どもたちへの虐待も大きな社会問題となっています。

街中の公園
近代化の進むウランバートル市街
草原と車と放牧
移動式ゲル幼稚園

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日本ユニセフ協会