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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

タジキスタンで鳥インフルエンザから子どもと女性を守るキャンペーン開始

【2009年4月16日 ドゥシャンベ発】

ユニセフはドゥシャンベで今日(16日)、タジキスタンの子どもと女性を鳥インフルエンザから守るため、家禽の取り扱いや個人の衛生慣行、調理についてこれまでの慣行を変えるべく、マスコミを通じたキャンペーンを開始した。

今回のキャンペーンは、ユニセフが世界銀行、WHO、FAOと連携し、タジキスタン政府の“2006〜2010年鳥インフルエンザ予防および統制に関する国家計画”を支援する活動の一環として行われる。

保健省のアザム・ミルゾエフ副大臣は次のように述べた。「タジキスタンは地理的に渡り鳥の通過地点になっており、リスクが高い国である。さらに、農村部の多くの家庭が裏庭で家禽を飼い、それが重要な収入源となっている。タジキスタンではまだ鳥インフルエンザの報告はない。しかし将来的な流行を予防するため、鳥インフルエンザのリスクやその対処方法について、一般の人々の意識を高めておくことが重要だ。」

2006年にユニセフが実施した調査で、タジキスタンの養鶏業者の約84%が家の周囲に鳥小屋を設置していること、家禽や卵を扱ったり鳥小屋を掃除したあとに手を洗っている人の割合がわずか49%であることがわかっている。もしこの状況を放置すれば、タジキスタン国内に鳥インフルエンザが拡大する潜在的なリスクとなる。3ヵ月にわたるキャンペーンは、全国に向けて発信されるマスコミや地域でのイベントを通じ、鳥インフルエンザの簡単で効果的な予防習慣に関する情報に焦点を当てて行なわれる。

ユニセフ・タジキスタン事務所のホンウェイ・ガオ代表はこう述べた。「家禽の世話や料理をすることが多いのは女性と子どもなので、彼女たちが鳥インフルエンザにかかる危険性がもっとも高い。女性と子どもはマスコミによるキャンペーンの主な視聴者であり、家禽類の取り扱いや安全な料理の方法、衛生慣行の大切さを学んでもらうことが、鳥インフルエンザやその他の病気を避けるために重要である。」

マスコミによるキャンペーンの一環として、全国放送や地方向けのテレビ・ラジオ放送チャンネルで、家禽や卵を取り扱ったあとは石鹸で手を洗う必要があること、鳥肉は完全に火を通すこと、死んだ鳥を見つけたら獣医や地元当局に報告するなどの公共広告を放送する予定である。さらにユニセフは、これらのメッセージを人気のあるテレビやラジオの番組でも放送してもらうことにしている。地方レベルでは、ユニセフのパートナー団体・機関が地域のリーダーや一般の人々と協力して地域での会合やイベントを開催し、ウィルスに感染するリスクを予防する簡単な方法を人々に認識してもらうことにしている。多くの掲示板やポスター、パンフレットなどが全国の病院や学校、公共施設に設置・掲示される予定である。

「タジキスタンで鳥インフルエンザが発生しなくても、病気の予防について人々の知識を増やすことが必要だ。予防に勝る治療はない。病気が子どもと女性の生命にかかわる場合はなおさらだ」ガオ代表はこう述べた。

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