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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

子どもにやさしい学校の新設で基礎教育を改善
インドネシア、ニアスのユニセフ支援4周年

【2009年5月15日 ニアス/グヌング・シトリ発】

インドネシア、ニアス島におけるユニセフの支援が地震発生から4周年を迎え、これまでで最大の規模を持つ“子どもに優しい”学校の開校式が行なわれた。

北スマトラ州ニアス島のグヌング・シトリ中心部に位置するこの小学校は、周辺のコミュニティに基礎教育を提供する。

これまでにユニセフは46校の建設を終え、現在79校の建設作業が急ピッチで進められている。3万5,000人余の子どもたちが「子どものための学習社会の創設」教育プログラムの恩恵を受けた。

テマンザロ・ヘレファ副知事は、「ユニセフの支援によってこのような耐震性に優れ、子どもに優しい基準を満たす学校を建設することができ、基礎教育へのアクセスが改善された」と述べた。また質の高い教育、子どもの保護、保健と栄養、水と衛生、清潔慣行などのプログラムも「子どもたちにさらに明るい未来をもたらすだろう」と付け加えた。

大地震で壊れた2校の学校にかわるこの新しい学校は、500人の学生を収容することができる。2階建ての校舎には、明るくて通気性の良い16の教室がある。日本工営が建設したこの耐震性を備えた学校には、男女別のトイレや図書館、大きな運動場もある。

ユニセフ・インドネシア事務所のアンジェラ・カーニー所長は次のように述べた。「この学校は今まさに、見識のある教員とやる気のある生徒を受け入れるばかりだ。生徒たちが安全で適正な学習環境で学べるようにするのは我々の役割である。以前よりも良い学校を再建すること、それは我々の責務の一環である。」

ニアス島で行なってきた過去4年間の支援活動で、ユニセフは基礎教育制度の強化(質の高い教育の普及、早期幼児教育)、保健ケアシステムの強化(栄養、水と衛生施設など)、子どもの保護制度の強化に力を注いできた。

人口の半数以上が拡大予防接種サービス、マラリア予防、乳幼児教育や栄養、妊産婦と新生児の保健などの改善プログラムの対象となった。子どもを含む5万人以上が水と衛生施設の恩恵を受け、石鹸を使って手を洗うことで清潔かつ健全な生活を送る方法を学んだ。ニアス島ではまた、ニアスの子ども保護紹介制度を強化するための法令が制定された。

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