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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

ナミビア、ウィントフックでHIV/エイズ対策実施会議議が終了
持続可能性、効率性、実効性、予防に焦点

【2009年6月14日 ナミビア・ウィントフック発】

HIV/エイズ対策実施会議が4日間にわたって議論やプレゼンテーション、本会議などが行なわれ終了した。

ナミビア保健社会福祉省リチャード・カムウィ大臣は、閉会式の進行役をつとめた。ファースト・レディのポハンバ大統領夫人が挨拶に立ち、今回の会議の成功を称えた。閉会式にはアメリカのデニス・マシュー大使、世界銀行エイズキャンペーン・アフリカチームのエリザベス・ルレ部長も出席した。

会議で繰り返し取り上げられた3つのテーマ、それは持続可能性、効率性と実効性、そして予防についてであった。

地域が中心となり、HIV/エイズに関する活動の持続可能性を実現するようなプログラムが必要だという議論が行なわれた。国際機関が国別の戦略を支援することに重要な役割を果たす一方、それぞれの国のリーダシップも不可欠である。さらに、すべてのパートナー団体・機関がともに協力し、各国政府や市民社会、国際パートナーのそれぞれの役割、責任、アカウンタビリティを明確化することも必要である。

世界が経済問題を抱える今日、参加者はHIV/エイズのプログラムをできるだけ効果的かつ効率的に実施するための資金の必要性を強調した。HIVの分野では、資金の浪費や効果の低いプログラム作成が存在している。

参加者らはまた、予防がすべてのHIV/エイズ関連活動の中核に置かれる必要があることも強調した。治療が大きな成功をおさめている一方で、新たに感染する人の数が急増している。すべてのパートナー団体・機関は、“複合的な予防”を実現するためにいっそうの努力を行なう必要がある。複合的な予防とは、HIV感染のリスクにつながるような行動様式、生物医学的要因、構造的要因などに対処する広範な対策活動のことである。

今回の会合の参加者らは、持続可能性、効率性と実効性、新たな側面に注目した予防がきわめて重要だとの認識に立ち、会議で発表されたベスト・プラクティスや教訓を参考に、今後のHIV/エイズ関連のプログラムを実施することになる。

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