「2005年世界子供白書」統計

表3：保健指標

指標の定義
政府資金による定期EPIワクチン購入の率−子どもを守るために定期的に実施される予防接種のワクチンのうち政府資金（融資資金を含む）で購入されたものの比率。
EPI−拡大予防接種プログラム。このプログラムにおける予防接種には、結核、三種混合、ポリオ、はしかの予防接種、および新生児破傷風の予防のための妊婦に対する予防接種が含まれる。EPIにその他の（たとえばB型肝炎や黄熱病の）予防接種を含めている国もある。
三種混合（DPT3）−ジフテリア、百日咳、破傷風の予防接種を3 回受けた乳幼児の率。
B型肝炎−B型肝炎の予防接種を3 回受けた乳幼児の率。
5 歳未満児の急性呼吸器感染症（ARI）の有病率(％)— 0- 4歳の子どもで過去2週間に急性呼吸器感染症にかかった子どもの比率。
ARIを発病した5 歳未満児のうち適切な保健措置を受けた比率(％)—過去2 週間にARIを発病した 0- 4歳の子どものうち適切な保健措置を受けた比率。
下痢をした5歳未満児のうちORTおよび授乳・食事の継続による対応をされた比率−調査前2 週間のうち下痢をした5 歳未満児のうち、経口補水療法（経口補水塩または推奨された方法で家庭で調合された吸収のよい安全な水分）または水分補給を受け、さらに授乳・食事の継続による対応をされた者の比率。

マラリア
蚊帳の下で眠る5 歳未満児の比率（％）— 0- 4歳の子どもで蚊帳の下で眠った子どもの比率。
殺虫処理を施した蚊帳で眠る5 歳未満児の比率（％）— 0- 4歳の子どもで殺虫処理を施した蚊帳の下で眠った子どもの比率。
発熱した5 歳未満児のうち抗マラリア剤を与えられた比率（％）—過去2 週間に発熱した 0- 4歳の子どものうち（現地の定義による）適切な抗マラリア剤を与えられた子どもの比率。

主なデータの出典
改善された水源を利用する人および充分な衛生設備を利用する人の比率−−ユニセフ、世界保健機関（WHO）、複数指標クラスター調査（MICS）、人口保健調査（DHS）。
政府資金によるワクチン購入−ユニセフ、WHO。
予防接種−−ユニセフ、WHO。
急性呼吸器感染症−DHS、MICS、その他の国別世帯調査。
ORT使用率−DHS、MICS。
マラリア−MICS、DHS。