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ライブラリー 世界の子どもデータベース

「2001年世界子供白書」 統計

使用したデータについて(「2001年世界子供白書」より)

 各統計表の最後には定義、データの出典、記号の説明をつけた。表は複数の機関の情報を使って作成したので、個々のデータの信頼度には不可避的にばらつきがある。可能な限り、国連機関が各国政府から入手した公式データを使い、信頼できる公式の数字が入手できない場合は、国連機関による推定値を使った。国際的に標準化された推定値がない場合は、他の情報源、とくにユニセフの現地事務所が入手したデータを使った。可能な場合には国の包括的または代表的なデータだけを使った。
 最近、紛争や自然災害の影響を受けた国のデータについては、その信頼度も影響を受けている可能性がある。国の社会基盤が破壊されたり、大規模な人口移動が起きた国についてはとくにその可能性が大きい。
 平均余命、合計特殊出生率、粗出生率、粗死亡率などのデータは、国連人口局の推定・予測作業の結果、得られたものである。それらの国際的な推定値は定期的に修正されているので、ユニセフの過去の出版物のデータとは異なることもある。
 表3の水と衛生の普及率の推定法を大きく改めた。従来の報告では水と衛生サービスの提供者が提供するデータに基づいて推定していたが、水の提供者の多くが当初提供したサービスがなお機能しているかどうかや、だれがそのサービスを受けているかを知らず、また大多数の国が水質の評価を行っていない。新しい推定法では水質を直接に評価するのが困難なことを考慮して、評価法を水源、水質、給水の持続性の3つに分けた。主な飲料水源は世帯調査によって調べる。表3の普及率の推定値は「改善された」水源に分類される水源に基づいて決めた。水質を水源別に評価する作業はすでに始まっているが、世界の推定値を報告できるまでには数年かかる。衛生についても同様なアプローチを採用した。この推定法は、1990年代中に安全な水と衛生を完全に普及させるという目標に向けた前進に関する国連事務総長の2000年の報告中の推定値を算出する際に使われた。
 今年の統計表ではほかにも、教育と1人当たりのGNP(国民総生産)の2つに大きな変更を加えた。教育では主として2000年初めにダカール(セネガル)で開催された「世界教育フォーラム」の「EFA(万人の教育)国際協議フォーラム」のためにユネスコ統計研究所が作成した『EFA2000評価:統計文書』のデータを使用した。そのため一部の国のデータは従来の統計表の数字とかなり異なることがある。1人当たりのGNPについては、世界銀行が発表した1999年の1人当たりのGNPのデータを使った。

記号の説明

統計表の目的は世界の子どもや女性の現状についての幅広い全体像を示すことにあるので、データについての詳細や脚注は省略し、統計表では次の3つの記号だけを使用した。

- データなし。
x データが指定の年次や期間以外のもの、標準的な定義によらないもの、あるいは国内の一部の地域のものであることを示す。
データが指定の期間内に入手できる最も最近の年のものであることを示す。

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