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ユニセフ協会からのお知らせ

地雷や不発弾の被害者・・・その75%は一般市民
4月4日は「地雷意識啓発・地雷撤去作業支援国際デー」

【2008年4月2日 東京発】

ユニセフ写真展『EYE SEE III 〜子どもたちが見たもの〜』
© UNICEF/HQ06-0588/Shehzad Noorani
スーダンの難民キャンプに設置されたコミュニティセンターでは、子どもや女性を対象に、ユニセフの支援で制作されたポスターを使って地雷や不発弾を見分けて避ける方法を教えています。

地雷や不発弾の被害者・・・その75%は一般市民です。 4月4日は、「地雷意識啓発・地雷撤去作業支援国際デー」。国連は、毎年に何千人もの一般市民が、地雷や不発弾の被害を受けていると訴えます。地雷や不発弾の被害は、紛争が終結した後も長年にわたって人々を苦しめます。現在、被害者の4人に3人は、紛争後何十年もたった国や地域で、地雷や不発弾の被害に遭遇した一般市民、さらにその3人に1人以上は、子ども、特に男の子で占められています。

ユニセフは、子どもたちが被害者の多くを占めている理由として、子どもたちは外で遊ぶ機会が多く、そこで「見慣れないもの」を見つければ、たいてい興味津々に開けてみようとしたり、遊び道具にしようとするためとしています。また、大人に較べて、命を左右する傷を負う可能性が高いことも、その理由としています。

世界各地では、地雷や不発弾除去が大きな進展を見せています。1997年の被害者は年間26,000人にものぼりましたが、これまでに75%近くも減少させることに成功しました。国連によれば、複数の国が、2009年中に対人地雷の完全撤去を完了する見込みです。しかし、残り25%の被害者を出さないようにするために、国際社会による一層の努力が求められています。また、私たちは、地雷や不発弾被害で幸いにも一命を取り留めた約47万人もの被害者にリハビリと社会復帰支援を提供する努力を続けなければなりません。

地雷・不発弾対策には、14もの国連機関がお互いに協力しながら、40カ国以上の国と地域で、地雷や不発弾の発見と爆破、被害者支援、そして地雷原がある環境で安全に生活する方法の教育、対人地雷禁止条約や他の関連条約への国際的賛同啓発、そして備蓄された地雷や爆発物の処理など、それぞれの専門分野での活動を続けています。

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