水と衛生
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世界全体で、1億2,500万人以上の5歳未満の子どもたちが、安全な水源を利用できない状況の中で暮らし、2億8,000万人以上の5歳未満の子どもたちが、改善された衛生施設(トイレ)を使用できない環境に置かれています。 幼い子どもたちは、他の年齢層と比べて、安全でない水と不衛生な環境による悪影響を受けやすいのです。
ユニセフは、
- 2015年までに、安全な飲み水や基本的な衛生施設を手に入れられない人の割合を1990年の半分にする
- すべての学校にトイレや手洗い場を整備する
というミレニアム開発目標の達成に向けて活動を続けています



- 世界人口の87%(約57億人)が改善された水源からの安全な水を利用している(2006年現在)。しかし、いまだに9億人近い人々が改善された水源を利用できないでいる。
- 25億人(世界人口の38%)が、改善された衛生施設を利用することができないでいる(2006年現在)。そのうち70%(約18億人)はアジアに住んでいる。
- もし現在の状況が続けば、改善された衛生施設を利用できない人の数は2015年になっても24億人と、1990年からわずかに減少するにすぎないだろう。
- 現在の状況では、ミレニアム開発目標の衛生に関するターゲットを達成できない(7億人以上も下回る)ことになるだろう。目標達成のためには、少なくとも毎年新たに平均で1億7,300万人が改善された衛生施設を使用できるようになっていく必要がある。
- 2006年現在、世界人口の18%(12億人)はいまだにトイレがなく(open defecation)、衛生習慣として最も危険な形をとっている。そのうち都市部に住んでいるのは、たった13%である。
- 世界の農村部に住む人々の3分の1近くはトイレがない。南アジアではトイレのない人々は63%にも上る。
- 毎年開発途上国で生まれる約1億2,000万人の子どものうち半数は、改善された衛生施設が利用できない家庭に生まれ、5世帯に1世帯は、子どもの生存と発達の基礎となる改善された水源を持っていない。
- 下痢による死亡のうち約88%は、安全でない飲料水や改善された衛生施設がないことが原因である。毎日、5,000人を超える5歳未満の子どもたちが下痢性疾患により命を落としている。
- 2006年現在、サハラ以南のアフリカでは、改善された衛生施設を利用できる人々はわずか31%しかいない。これは1990年からわずか5%しか増えていない。
- 2006現在、少なくとも人口の3分の2が改善された衛生施設を利用することができない国が34カ国ある。このうち、8カ国以外はすべてサハラ以南のアフリカの国である。
- 2006年までに、世界の都市部における衛生施設の普及率は79%にまで拡大したが、農村部では45%である。
- 2006年までに、世界の人口は都市部に住み人々と農村部に住む人々がほぼ半々に分かれる構造となっている。しかしながら、改善された衛生施設を利用できていない10人に7人以上は、農村部に住んでいる。
- 衛生施設の普及率に関する都市部と農村部の格差は、オセアニア、ラテンアメリカとカリブ海諸国、そして南アジア地域において最も顕著である。都市部-農村部間の格差は東アジアにおいて最も小さいが、それでも15ポイントの格差がある。
- 南アジアは、目覚しい進展により、飲料水に関する目標に10年早く達成できそうな状態にある。東アジアは、飲料水の普及率において20%増という顕著な前進を遂げ、1990年以来、4億1,600万人の人々が改善された水源を利用できるようになった。
- サハラ砂漠以南のアフリカでは、改善された水源を利用することができない人が最も多い地域である。ただ、1990年には51%だった数字は、2006年には42%まで低減した。
- 裕福な人々に比べ、貧しい人々の間では、改善された衛生施設を利用できる人々が圧倒的に少ない。38の開発途上国についての分析によると、最も貧しい20%の人々は、最も裕福な20%の人口と比較して、改善された衛生施設を利用できる人の数は3分の1にしか過ぎない。
- 1990年以来、7億1,700万人の農村部の人々が安全な飲料水を利用できるようになった。
- 1990年以来、16億人の人々が改善された水源を利用できるようになった。そのうち10億人が水道施設を使用している。
- サハラ砂漠以南のアフリカにおける改善された水の普及率は、他の地域に比べていまだに大幅に低い。しかしながら、1990年には改善された水を利用できる人々の割合は49%だったが、2006年には58%まで増加した。これは、安全な飲料水を利用できるアフリカの人々が1990年から2億700万人も増えていることになる。
- オセアニアは、開発途上国において唯一、1990年以来、改善されていない水源の利用が減少できていない地域である。同地域の920万人の人口のうち半数が、改善されていない水源を使い続けている。
- 女性は男性の2倍も水汲みの仕事を担うことが多い。子どもたち(男の子も女の子も)は水汲みに関しては比較的小さな役割を果たしている(主として子どもが水汲みを行っていると答えた世帯はわずか11%だった)。
- 人々は水汲みの往復時間が30分を超えると、汲んでくる水の量が減る傾向があり、基本的な水のニーズが損なわれるとする複数の研究がある。
- 世界全体で、1億2,500万人を超える5歳未満の子どもたちが、改善された水源を利用できない家庭に住んでいる。そして、2億8,000万人を超える5歳未満の子どもたちが、改善された衛生施設を使用できない家庭に住んでいる。
(2009年7月現在)