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公益財団法人日本ユニセフ協会

水と衛生

© UNICEF/NYHQ2000-0578/Noorani

子どもたちが生きていく上で、水と衛生は大きな問題です。汚水や不衛生な環境は、感染症を引き起こします。幼い子どもたちのなかには、下痢などで命を落としてしまうことも少なくありません。

ユニセフは、より多くの子どもたちに清潔な水を届けられるよう井戸などの給水設備を作ったり、衛生的な生活が送れるようトイレを設置したり、学校教育や保健所を通じて住民に衛生習慣を広めるといった活動をすすめています。

2015年時点、世界では・・
6億6,300万人が、改善された水源を利用できていません。
24億人が、改善された衛生設備を使用できていません。

※改善された水源とは
外部からの汚染、特に人や動物の排泄物から十分に保護される構造を備えている水源・給水設備。例えば、家庭内の水道や公共の水道、水汲み場、掘削井戸、保護された堀井戸、保護された泉、雨水など。

※改善された衛生設備とは
人間の排泄物に触れることなく、衛生的に処理できる設備を備えているトイレ。例えば、下水あるいは浄化槽につながっている水洗トイレ(水を汲んで流す方式、換気式トイレを含む)、スラブ付ピットトイレ、コンポストイレなど。

2015年に達成期限を迎えたミレニアム開発目標(MDGs)のなかに、「安全な飲み水や基本的な衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を1990年に比べ半減する※」という目標が掲げられています。ユニセフは他国連機関やパートナーと共に、その目標達成に向けて取り組むとともに、すべての人々が改善された飲用水源と衛生施設を利用できるよう活動しています。

※ ミレニアム開発目標(MDGs)のターゲットの指標のひとつ「安全な飲料水を利用できない人々の割合を半減する」という目標は、2015年の目標達成期限より早く達成されました。関連記事 »

主要データ
<水>
  • 世界の人口の91%にあたる66億人が改善された水源を利用している。1990年時点ではその割合は76%だった。
  • 1990年以降の23年間で、改善された水源を利用できるようになったのは26億人。
  • 2015年時点、6億6,300万人が改善された水源を利用できていない。
  • 1990年時点では、改善された水源を利用できる人数が人口の50%を下回る国は23カ国。しかし、2015年時点では、3カ国にまで減少。(アンゴラ、赤道ギニア、パプアニューギニア)
  • 1990年以降、サハラ以南のアフリカにおいて、4億2,700万人が改善された水源を使えるようになった。これは、この25年の間、平均して毎日4万7,000人が改善された水源を使えるようになったことになる。
  • 都市の人口の96%が改善された水源を使えるようになった一方で、地方では人口の84%に留まる。
  • 改善された水源へアクセスできない人口は、主にサハラ以南のアフリカとアジア地域に集中している。
    • サハラ以南のアフリカ−3億1,900万人
    • 南アジア−1億3,400万人
    • 東アジア−6,500万人
    • 東南アジア−6,100万人
    • その他の地域−8,400万人
<衛生>
  • 世界の人口の68%が改善された衛生設備を利用しており、1990年以降に21億人が改善された衛生設備を利用できるようになった。
  • 24億人が、改善された衛生設備を使用できていない。
  • 人口の半数以上が改善された衛生設備を利用できていない国は、世界で47カ国にのぼる。それらの国々は、サハラ以南のアフリカと南アジアに特に集中している。
  • 屋外排泄はすべての地域で減少しているものの、依然として推計9億4,600万人が屋外で排泄を行っている。
  • 世界全体で、改善された衛生設備を利用している人の割合が、都市部では推計82%にのぼる一方、農村部では51%に留まっている。
  • 貧富の差におけるトイレの利用率の差が明らかになっている。辺地に暮らす人や社会から疎外されている人ほど、トイレを利用できない。
  • 不衛生な水や衛生設備(トイレ)に起因する下痢性疾患により、推定で年間30万人−毎日約800人以上の5歳未満児が命を落としている。
  • 不衛生な水やトイレ施設の欠如、特に屋外排泄によって約1億6,100万人の子どもが発育阻害あるいは慢性的な栄養不良に陥っている
  • 不衛生な水と衛生設備(トイレ)を改善することにより、全ての死亡の6.3パーセント、あるいは少なくとも9.1パーセントの病気を防げる可能性がある1)。
  • 改善された衛生設備を使えない人口は、主にアジア、サハラ以南のアフリカ、ラテンアメリカとカリブ諸国に集中している。
    • 南アジア−9億5,300万人
    • サハラ以南のアフリカ−6億9,500万人
    • 東アジア−3億3,700万人
    • 東南アジア−1億7,600万人
    • ラテンアメリカとカリブ諸国−1億600万人
    • その他の地域−9,800万人

(2015年6月現在)

[出典]
『衛生施設と飲料水の前進:2015 ミレニアム開発目標達成度評価』(ユニセフ・WHO, 2015)
Progress on Sanitation and Drinking Water: 2015 Update and MDG Assessment
但し、1)A., Bos, R., Gore, F. & J. Bartram, Safer water, better health: costs, benefits and sustainability of interventions to protect and promote health. Pruss-Ustun, WHO, 2008

[関連ページ]

[2014年6月の特集]

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