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HOME > 「子どもとエイズ」世界キャンペーン
財団法人日本ユニセフ協会
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UNITE FOR CHILDREN UNITE AGAINST AIDS

ファクト・シート 3

© UNICEF Cambodia/2006

若者の新たな感染の予防

「子どもとエイズ」世界キャンペーンの目標:2010年までに、HIV/エイズと共に生きる若者の割合を25%減らす。

15〜24歳の若者で、HIVに感染しているのは1,000万人以上。とくにサハラ以南のアフリカで罹患率が高くなっています。

罹患率が高い国でHIV感染者の男女比を見ると、若い女性が男性を上回っています。たとえば、コートジボワールやケニアの感染者の男女比は1対5です。ウガンダのそれは1対4、ナミビア、ナイジェリア、南アフリカ共和国、ザンビア、ジンバブエは1対3となっています。

サハラ以南のアフリカでは、特に若い女性たちにHIVを予防する知識が不足しています。この地域で、自分を感染から守る方法を知っているのは、15〜24歳の女性の23%にとどまっています(同年齢の男性は31%)。ベニン、チャド、マリでは、10%未満です。

これらの国々の罹患率が高いのは、HIV/エイズとその感染路についての総合的で正しい知識を持つ人の割合が低いからと言えます。

  1. サハラ以南のアフリカでは、エイズとその予防方法について正しい知識を持っている若者は、3人に1人もいません。
  2. ルワンダでは、15〜24歳の若者の半数以上がHIV/エイズとその予防方法について、正しい情報を持っています。この高い割合は、サハラ以南のアフリカではルワンダだけです。またルワンダは、子どもとエイズについて全国調査を毎年実施している最初の国でもあります。
  3. そのほかのサハラ以南のアフリカ諸国で、若者がHIV予防について確かな知識を持っていたのは、タンザニア、ケニア、ガーナでした。知識をもっている若い男女の比率は、タンザニアでそれぞれ49%と44%、ケニアで47%と34%、ガーナで44%と38%です。

70カ国あまりで実施された調査では、予防に力を入れている国もいくつかがあることがわかっています。

  1. 検査とカウンセリングを受けた人の数は、2001年の400万人から、2005年の1650万人に大幅に増加しました。
  2. 調査が行われた国のうち58カ国で、小学校の74%、中学校の81%がエイズ教育を行っていました。

ケニアと、コートジボワール、マラウィ、ジンバブエ、ボツワナの一部でHIVの罹患率が減少しているのは、若い人たちのあいだに安全な性行動が理解された結果です。

【4】孤児をはじめ、エイズにより困難な状況にある子どもの保護・サポート

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