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財団法人日本ユニセフ協会

Q1:

実際の現場では、子どもたちはどのように死んでいくのでしょうか? 
また、セネガルの5歳未満児死亡率が3年間で25%下がったとのことですが、実際に現場で、子どもを大事にするコミュニティの意識の変化を感じましたか?

A1:

子どもがひとり死ぬということは、実はもっと多くの子どもが病気にかかっている、つまり死にそうになっている子どもは実際の死亡数よりもっといるということです。子どもはそんなにたやすく死にません。現地の保健センターなどに行くと、高熱を出したり、何も食べられなくなったり、脳症にかかっていたり、瀕死の子どもたちをたくさん見ます。それでも、生きているのです。
このような中で、死亡率が25%減るのですから、社会は大きく変わったはずです。確実に病気になる子どもの数が大きく減っているはずです。ですが、私には意識がどう変わったのかは分かりません。たとえばタンザニアでは確実に蚊帳の利用率が上がってきており、お母さんたちは「マラリアは必ず死ぬ病気ではない」と分かってくるのです。分かることによって行動が変わってきます。死ぬ子どもが少なくなってきたと分かると、お母さんたちに自信がつくのです。

Q2:

子どもの死亡の大きな要因に栄養不良があげられると思います。実際、5歳未満の子どもの53%に栄養不良が関係していて、体の抵抗力を弱め、死亡の原因になると聞いたことがあります。栄養分野と保健分野の取り組みとの間に連携はあるのでしょうか?

A2:

栄養不良の改善は、毎日の食事の総カロリーやたんぱく質の摂取を上げなくてはならないため、大変なお金がかかります。そのお金をどうやって捻出するかということが問題です。最終的には、ユニセフが単独でそれを行うことはできません。世界食糧計画(WFP)や世界保健機関(WHO)などと話し合わなくてはならないと思います。問題は、いま、お金をかけてたんぱく質や栄養をたくさん提供した時に、どれくらい死亡率が下がるのかというエビデンス(証拠)がないということです。世界的にこの問題を伝え、支援を呼びかけるにも効果を数値で見せなければなりませんから、大学関係者などにそのような研究を行ってもらうよう頼んでいるところです。

 
 

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