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財団法人日本ユニセフ協会
 



シリア緊急募金 第82報
日本人職員によるユニセフ現地報告会 1/28(火) 14時半〜
「ロスト・ジェネレーション(失われた世代)」にしないために

【2014年1月15日 東京発】

© UNICEF/NYHQ2013-0702/GIOVANNI DIFFIDENTI
シリア国内の避難所として使われている校舎の教室で、寝泊まりする子ども

日本ユニセフ協会は、1月28日(火)、ユニセフハウス(東京都港区高輪)で、シリア国内のユニセフ現地事務所で教育専門官として活躍する園田智也さんによる一般ならびに報道関係者向け現地報告会を開催いたします。

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「子どもが子どもらしく育つことができる場所、可能性を引き出せる場所として教育を受けられる環境が必要です」「どんなに短い期間であっても、紛争の傷を受けた子どもたちが安全な環境で学べて、遊べる場所を提供することが急務です。もし、シリアの子どもたちに学習の場が提供できなければ、この世代の子どもたち全体が『ロスト・ジェネレーション(失われた世代)』になってしまう危険性があります」と、昨年7月に開催した現地報告会でシリア危機にある子どもたちへの教育の重要性を語った園田さん。

報告会後はシリアに戻り、治安情勢が悪化していくなかで、9月の新学年新学期スタートに向けて、「バック・トゥ・ラーニング(再び学ぼう)」キャンペーンに奔走。首都ダマスカスを拠点に、タルトゥースやホムス、ダマスカス郊外など各地の現場にも赴き、教育支援にあたっています。

© 日本ユニセフ協会/2013
ユニセフ・シリア事務所の園田智也教育専門官

紛争前は中東の教育大国で、初等教育就学率97%を誇っていたシリア。しかし、学齢期(5〜17歳)約480万人のうち、300万人近くが3年近くに及ぶ紛争により国内外で教育の機会を失っています。シリア国内だけで約220万人もの子どもたちが学校に通うことができません。建物の損壊もしくは一時的な避難所として使用されているため、4000棟以上の学校が使用不能になっています。

紛争の被害が拡大する中、ユニセフではシリア緊急人道支援 過去最大となる約860億円を国際社会に要請しています。

報告会では、シリアの現状や子どもたちが置かれている状況のほか、特に専門である教育分野を中心にユニセフの取り組みを説明。さらなる支援の必要性や喫緊の課題について報告いただきます。

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ユニセフ現地報告会 『シリア危機:「ロスト・ジェネレーション」にしないために』

日時 2014年1月28日(火)14時30分〜15時30分(開場:14時)
会場 ユニセフハウス 1階ホール (東京都港区高輪4−6−12 JR品川駅または都営浅草線高輪台駅から徒歩約7分)
アクセス
登壇者 ユニセフ・シリア事務所 教育専門官 園田智也(そのだ ともや)氏
定員 120名 (無料)
応募
方法
Eメール( event@unicef.or.jp )か FAX (03-5789-2036)でお願いいたします。
件名に「1月28日シリア報告会」、本文にご氏名・ご連絡先(電話番号かEメールアドレス)を明記の上、日本ユニセフ協会広報室までお申し込みください

※締切:1月27日(火)午前10時まで
※複数名での申し込みの際には、それぞれのお名前をお知らせください。
備考 ※ 先着順に受付けいたします。
※ 定員に達した場合は、募集を打ち切る場合がございます。
※ 本報告会は、報道機関による取材も予定されておりますので、予めご了承ください。
個人情報の取り扱いについてはこちらをご覧ください。

登壇者プロフィール:
2006〜2011年、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンで、アフガニスタンの教育復興、ヨルダンのイラク避難民教育支援、ミャンマーのサイクロン緊急人道支援)に従事。 2011〜2013年、ユニセフ・ケニア事務所教育担当官。ケニアのダダーブ難民キャンプ、ソマリアの首都モガディシュの緊急援助に従事し、シリア危機勃発後は、応援要員としてレバノンのシリア避難民支援に参加。主に緊急教育支援の戦略策定やプログラム・マネジメント、情報管理システムの構築、資金調達を担当。2013年5月より現職。

【過去の報告会】

【関連ページ】

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