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日本ユニセフ協会
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シリア北西部
子どもの犠牲、75%が北西部で ユニセフ事務局長声明

【2020年2月1日  ニューヨーク発】

シリア北西部で子どもが避難を強いられていることに関して、ユニセフ(国連児童基金)事務局長のヘンリエッタ・フォアは、以下の声明を発表しました。

* * *

120万人の子どもが深刻な状態

シリア北西部トルコ国境近くの村に設置された非公式居住区で、テントの外に立つ女の子。(2019年12月30日撮影)

© UNICEF/UNI275751/Akacha

シリア北西部トルコ国境近くの村に設置された非公式居住区で、テントの外に立つ女の子。(2019年12月30日撮影)

シリア北西部における人道危機は、かつてない規模の子どもの保護の危機になりつつあります。過去1週間の暴力により、毎日6,500人の子どもが避難を強いられ、12月初旬以来、この地域で家を追われた子どもの総数は30万人を超えました。

ユニセフは、現在120万人の子どもが深刻な状態で支援を必要としていると推定しています。食料、水、医薬品が不足しています。子どもや家族は、公共施設、学校、モスク、建築中の建物や店舗などに避難しています。また、多くの人々は大雨や凍える寒さに耐えながら、公園などの戸外で寝泊まりしています。保健、水と衛生など最も基本的なサービスへのアクセスは非常に限られているか、存在しません。

イドリブ県では、支援を必要としている人々の4分の3以上が女性と子どもです。多くの家族が何度も避難を余儀なくされ、事態はますます絶望的になっています。暴力から安全に逃れる手段はないのです。

子どもの犠牲、75%が北西部

激化する紛争から逃れ、トラックの荷台に乗りイドリブ南部からサルマダに避難する家族。(2020年1月28日撮影)

© UNICEF/UNI285123/Ashawi

激化する紛争から逃れ、トラックの荷台に乗りイドリブ南部からサルマダに避難する家族。(2020年1月28日撮影)

この危機は、子どもたちの命を奪っています。紛争の結果、過去1年の間にシリアで命を落とした900人の子どものうち、75%以上が北西部にいました。イドリブ県では、最も多くの子どもの死傷者数が報告されています。

現地のパートナー団体を通じて、ユニセフは、最近避難した家族を含め、支援を必要としている家族に対し、衛生キット、安全な水、子どもたちを病気から守るワクチン、栄養不良の検査と治療などの支援を提供し続けています。

命を守る支援は重要で、続けなければなりません。そうでなければ、子どもたちの苦しみに終止符を打つことはできないでしょう。

子どもたちのために、暴力は止めなければなりません。

ユニセフは、すべての紛争当事者による敵対行為の即時停止を要求します。それによって、すべての子どもと家族が暴力から逃れ、基本的なサービスを再開し、すべての子どもに必要な人道支援が届けられなければなりません。


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