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公益財団法人日本ユニセフ協会

汚れた水と不衛生な環境を主な原因とする下痢性の病気で、年間30万人以上の幼い子どもが命を落としています。

子どもたちが生きていく上で、水と衛生は大きな問題です。ユニセフは、より多くの子どもたちに清潔な水を届けられるよう井戸などの給水設備を作ったり、衛生的な生活が送れるようトイレを設置したり、学校教育や保健所を通じて住民に衛生習慣を広めるといった活動を行っています。

子どもたちに、安全な水を

©日本ユニセフ協会/2010/satomi matsui

農村部の田んぼの中にある覆いのない井戸。
砂やほこりが入り、安全とはいえません(マダガスカル)

水と衛生募金にご協力ください

ユニセフが支援活動を行う国々の中でも、アフリカ南東部の島国、マダガスカル共和国は、子どもたちを取り巻く水と衛生状況が特にきびしい国です。お寄せいただいた募金はマダガスカルで実施する水と衛生の活動に広く使われます。支援の優先順位が高い重点地域に住む子どもたちや地域住民が学校や保健施設、コミュニティにおいて、安全に管理された飲み水や衛生設備にアクセスし、衛生的な習慣を身に着け、健康的な生活を送ることができる取り組みを支えます。

*安全に管理された飲み水: 必要な時に使用できる、汚染されていない飲み水。

マダガスカルの農村部で安全な水を使えるのは、わずか3人にひとり

©UNICEF/UN0221099/Ralaivita

鍋を洗う家事を手伝うマダガスカル北西部の子ども

国全体で2人にひとりしか安全な水を使えないマダガスカル。49%の子どもが慢性的な栄養不良の状態にあり、その間接的な理由のひとつが、不衛生な水と衛生環境が起因する下痢や寄生虫病です。衛生的な習慣の普及や、改善された給水設備やトイレは、サイクロンや洪水被害から住民の暮らしを守り、子どもたちの病気を減らし、また、学校に通う機会を増やすといった成果を生み、確実に子どもたちの生活を変えています。もっと多くの子どもたちに清潔で安全な水を届けたい——マダガスカル水と衛生募金にご協力ください。

これまでの支援で

2018年に終了いたしました「TAP PROJECT JAPAN」を通じた募金とともに、みなさまから2019年5月までに寄せられた「水と衛生募金」によって、マダガスカル南部アッチモ・ アツィナナナの農村地域において支援活動がすすんでいます。

これまでの活動で48校の小学校とコミュニティに対し、45カ所の井戸や貯水槽、そして143基のトイレが設置されました。さらに、ソーラーパワーや重力を利用してコミュニティに給水する簡易水道設備が5基完成しました。これらの活動により、約2万6千人の子どもたちとその周辺の地域住民が、清潔で安全な水を利用できるようになりました。さらに、学校に飲料水用の浄水フィルターの配布、衛生教育の普及などが実施されています。

改善された水源を利用する人の比率も、「水と衛生募金」が始まった当初、農村部で29%(2008年)でしたが、2015年には34%へと改善傾向にあります。国全体でも、ゆるやかではありますが、2009年の41%から2015年の52%に増加しています。

元気に学校へ通いたい!
「水と衛生」マダガスカルでの取り組み 元気に学校へ通いたい!「水と衛生」マダガスカルでの取り組み

ユニセフの水と衛生の活動について

子どもたちの命を守る清潔な水

透明で清潔な飲み水を毎日飲めるのは、日本では当たり前のことかもしれません。しかし、世界では22億人の人々が、安全に管理された飲み水を手に入れられず、42億人の人々が安全に管理されたトイレを利用することができません。さらに、30億人が自宅に石けんと水を備えた手洗い用の設備のない暮らしをしています。

安全でない飲み水と不衛生な衛生習慣は、下痢性疾患を引き起こし、幼い子どもたちの命を奪うことさえあります。子どもの生存にとって、「水」は重要な役割を果たしています。世界の子どもたちのために70年近くにわたり活動してきたユニセフは、100以上の国と地域で安全な水と衛生的な環境を確保するための活動を行っています。

子どもたちの命と健やかな成長を守るためには、安全な飲み水を使えるようにすることが何よりも大切です。

安全な飲み水を手に入れるために

安全な飲み水を家の近くで手に入れられるようにするために、ユニセフは村や学校などに井戸などの給水設備を設置しています。手押しポンプで水をくみあげる井戸、雨水を貯めるタンク、山の湧き水を水道管で麓まで引いてくるなど、その土地の事情にあった設備を作っています。 さらに、それらの給水設備を長期間使い続けられるように、住民の水管理委員会を作ったり、修理に必要な工具や部品を提供したり、修理方法の指導などを行っています。

そして、衛生的な生活を送れるようにすることも、病気の予防には重要です。食事の前に石けんで手洗いをするなどの衛生習慣を根付かせる教育や啓発キャンペーンの実施、学校に衛生的なトイレを設置したりするなど、ユニセフは衛生分野での支援活動も行っています。

また、自然災害など緊急事態が発生したとき、ユニセフは現場で「水と衛生」に関してさまざまな支援団体の活動を調整する主導機関としても機能します。いちはやく避難民キャンプに安全な飲料水を供給するほか、トイレや手洗い場を設置したり、浄水剤や石けん、ポリタンクなどの支援物資を届けます。

清潔な水がもたらす希望

清潔な水が手に入るようになることで、子どもたちは、汚れた水でお腹をこわしたり、感染症にかかることがなくなり、健康状態が改善します。石けんで手を洗うだけでも、下痢性疾患になるリスクを40%以上も減らすことができるほか、肺炎などの急性呼吸器感染症や寄生虫、皮膚病や眼の病気にかかる危険性も減らすことができます。

そして、家の近くで水が手に入るようになれば、子どもたちは長い道のりを歩く水くみからも開放され、学校に通う時間をつくれるようになります。

清潔な水がたくさんあれば、体を洗うことも、洗濯をすることも、料理をすることも、野菜を育てることもできるようになり、人々の生活を大きく変えることができるのです。

『ソーシャルメディアキャンペーン #WaterIs を実施中

ユニセフは、安全な水源を利用できない問題や、安全に管理された飲み水を手に入れられない22億人の人々についてより多くの方々に知っていただくため、グローバルソーシャルメディアキャンペーンを展開しています。フェイスブックやツイッター、インスタグラムのアカウントで、ハッシュタグ(#WaterIs)を用い、「自分にとって水とは?」をテーマに投稿してください。自由に意見を交わしあうことで、関心を高めていきます。

ユニセフ本部のSNSアカウント
FacebookTwitter(@UNICEFwater)Instagram

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