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お知らせ

遊びを守り、子ども時代を守ろう
子どもにやさしいまちが守る「遊びの権利」
6月11日の「国際遊びの日」に向けて

2026年5月19日ニューヨーク

6月11日は「国際遊びの日」です。「子どもにやさしいまちづくり事業(The Child Friendly Cities Initiative=CFCI)」は、世界各地の都市や自治体に対し、この日を記念するとともに、すべての子どもに「遊びの権利」があることを擁護し、地域社会においてその重要性を広く知らせるよう呼び掛けています。

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© UNICEF/UNI823187/Franco
 カーボデルガード州オクア村。武力紛争で避難生活を送る子どもたちが、安心して過ごせるよう設けられた「子どもにやさしい空間」(モザンビーク、2025年4月2日撮影)

 

国連総会によって制定され、毎年6月11日に祝われる「国際遊びの日(International Day Of Play=IDOP)」は、子どもの健康、学習、発達を支える上で遊びが果たす極めて重要な役割を認め、政府、機関、地域社会そして家族に対し、日常生活において遊びを重要な要素として位置づけるよう呼び掛けます。

2026年のテーマである「遊びを守り、子ども時代を守ろう」は、幸せで健やかな子ども時代は遊びの上に築かれるものであり、子どもたちが遊ぶための時間や空間、自由を守ることは、あらゆる地域社会にとって大きな意義を持つことを、私たち一人ひとりにあらためて気づかせてくれます。

 

機運が高まっています

2026年5月12日、ユニセフは「子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」の30周年を記念して、ウェビナー「遊びの権利を祝おう!」を開催しました。世界25カ国から、自治体の代表者をはじめ、公的機関、市民社会、民間のパートナーなど200人を超える参加者が集まり、遊ぶ権利の重要性を共有し、課題や解決策について意見を交わすとともに、6月11日の「国際遊びの日」に向けた計画を立てました。

ノッティンガム(英国)、ブリュッセル(ベルギー)、バルセロナ(スペイン)、レーゲンスブルク(ドイツ)、ヴァンター(フィンランド)、ボストン(米国)をはじめとする自治体が、遊びに関する基本計画から「children-as-researchers(学び手としての子ども)」プロジェクト、さらにはまち全体で行う遊びの日の取り組みまで、先進的な地域の実践を紹介しました。こうした機運は、6月11日とつながり、世界中の都市に対し、自ら主導して取り組むよう呼び掛けています。

 

脅かされている権利

国連「子どもの権利条約」第31条は、すべての子どもに「休んだり、遊んだり、文化芸術活動に参加したりする権利」(※日本ユニセフ協会抄訳)を保障しています。遊びは社会的・情緒的なスキルを育み、創造性や問題解決能力を強化し、レジリエンス(回復力)を養い、子どもたちが有意義なつながりを築くのを助けます。

しかし、今日の子どもたちは、遊びの機会を失う一方です。世界中で、予定の詰め込み過ぎ、安全な公共空間の縮小、都市空間の商業化、道路交通上の危険、大気汚染、そして急速に変化するデジタル環境が、子どもたちが自由で制約のない遊びを楽しむ機会を奪っています。あまりにも多くの公共空間が、そもそも子どもたちの遊び方を前提として設計されていないのです。

まちは、この傾向を反転させるための独自の役割を担うことができます。

 

なぜまちが重要なのか

まちは、家族が日々どのように暮らし、集い、遊ぶかを決定づける空間や政策、施策を形づくっています。自治体は以下のような取り組みを主導することができます。

世界約35カ国で展開されている、ユニセフが主導する子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」を通じて、各自治体はすでに、政策、計画、公共空間を連携させることで子どもの遊ぶ権利をどう守ることができるかを示しています。「国際遊びの日」は、こうした既存の取り組みを基盤として、つながりを広げ、さらに発展させ、その意義を広く知らしめる機会となります。

 

行動するまち

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© UNICEF
5月12日に行われたウェビナーには、各国から200人を超える参加者が集まり、「遊び」の取り組みについて情報交換を行いました

2025年には、ドイツ、オランダ、アンドラ、オーストリア、スペイン、米国をはじめとする国々のいくつものまちが、「国際遊びの日」を祝うイベントを開催しました。2026年には、さらに多くのまちがこの世界的な運動に参加することが期待されています!

ボストン(米国)――まちを挙げて 遊びを推進

ボストンでは、2024年に初めて実施された「国際遊びの日」を、何千人もの子どもが参加する市を挙げてのお祝い行事として記念しました。2025年には、市の32の部局が市庁舎広場に集い、ボストンにある68の公立学校がスポーツ行事やアート活動を実施し、8つのYMCA早期教育センターが親子参加型の遊びプログラムを実施し、ボストン小児病院は早期介入プログラムを通じて祝いました。

2026年には、「UNITED We Play」をテーマに80校以上の学校がさまざまな活動を実施しする予定で、世界中の伝統的な屋外遊びを紹介した新しい「国際ゲームブックレット」もお披露目される予定です。

 

オランダ ―― CFCI加盟自治体における地域活性化活動

オランダでは、CFCIとして承認された多くの自治体が、2025年の「国際遊びの日」を屋外で祝いました。ゴーイセ・メレンでは市長が子どもたちと一緒に屋外で遊び、ディーメンではストリートサッカーが行われました。エームスデルタでは幼い子どもたちがチョークでお絵描きしたり、屋外のゲームを体験したりし、ヘレンドールンでは地元の学校に遊び用キットが寄贈されました。ハーグでは子どもたちがボールやリュックを持って外へ繰り出しました。シント・ユースタティウス島とサバ島では、幼稚園が遊びのコーナーや宝探し、ビンゴなどを開催しました。街の一角で行われる遊びからまちぐるみのお祭りまで、それぞれの規模に応じて展開されており、どの自治体もそれぞれの体制や状況に応じた形で参加することができます。

 

2026年の「国際遊びの日」-まちの4つの参加方法

1. 地元のリーダーたちと共にまち全体で取り組む

家族、地域団体、パートナーが一堂に会する中心的なイベントを企画します。例えば、大通りや広場を一時的に子どもの遊びのために開放したり、公園を「プレイゾーン」として活用したり、行政関係者が子どもと一緒に遊びの活動に参加したりすることなどです。

 

2.地域全体で小規模な取り組みを行う

公園、図書館、コミュニティセンター、公共スペースでの小規模な活動を推進します。「プレイストリート」や「プレイゾーン」は、低コストで目立ちやすく、地域コミュニティのつながりを育みます。地域の催しのための既存の許可制度を活用すれば、多くの場合、地元の主催者にとって実施が容易になります。

 

3.学校や若者と連携する

学校や青少年支援団体と提携し、教室や学校内外の活動の中に遊びを基盤とした学習や記念行事を取り入れましょう。

 

4. 市民への普及啓発と情報発信

広報媒体やSNSを通じて、地域の取り組みや活動を発信しましょう。ハッシュタグ #InternationalDayofPlay を活用して世界的な運動とつながり、影響を広げましょう。

活動全体を通じて、子どもや若者が活動の企画や主導において、主体的で有意義な役割を担うことが重要です。子どもたちが自分たちの地域での遊びのあり方を形づくることで、彼らは変化を生み出す担い手となります。そして遊びは単なる活動ではなく、まちの中で自らの権利と声を表現するものとなるのです。

 

ぜひご参加ください

各都市や自治体のみなさまにおかれましては、2026年のテーマ、主要メッセージ、無料のアクティビティ、Canvaテンプレート、写真や動画の素材、世界各国の事例などを紹介している、https://www.InternationalDayofPlay.org (アラビア語、英語、フランス語、スペイン語対応)をぜひご覧ください。また、ユニセフとレゴグループ(LEGO Group)が共同で作成した新たな自治体向けガイドも公開されており、各自治体が記念イベントを計画する際の参考としてご活用いただけます。

 

2026年6月11日には、遊びを祝い、子ども時代を守りましょう。

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