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公益財団法人 日本ユニセフ協会
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公益財団法人日本ユニセフ協会

国際協力人材養成プログラム

海外インターン体験記

氏名 畑 杏奈
派遣先 カンボジア事務所
派遣期間 2019年7月〜2019年9月

2019年7月から約3ヶ月間、ユニセフ・カンボジア事務所の教育セクションで、主に幼児教育に関連する3つの活動に携わらせていただきました。仕事内容として、主に①幼児教育に関するプロジェクトのフィールド調査②幼児教育プロジェクトの広報促進の業務②ドナーレポートの作成を行いました。ここでは特に①に関して報告させていただきます。

ユニセフ・カンボジア事務所では幼児教育に関する様々なプログラムを行っており、私はその中で、インクルーシブ教育、Social Emotional Learning、Early Childhood Development (ECD) Kit のプログラム効果を見るためのフィールド調査を行いました。カンボジア事務所は、教育の質を向上させるための教材等が比較的に不足している地方の州を中心に、教材の開発と教員トレーニングを支援しています。私は、ちょうどプログラム効果の調査時期に加わったということもあり、Ratanakiri, Kratie, Siem Reapの3つの州の幼稚園でフィールド調査を行い、教員がトレーニングで習得した知識とノウハウをどのように教室で活用しているのかを調査しました。

特に印象に残っているインクルーシブ教育について、カンボジアでは近年、幼児教育の段階から障がいを抱える子どもを支援するため動きが強まっています。ユニセフ・カンボジア事務所は、インクルーシブ教育の教員マニュアル作成および教員トレーニング強化を中心に政府を支援しています。教員トレーニングにより、教員が多様な障がいに関する知識を得るとともに、障がいを抱える子どもたちを教室でサポートするための具体的活動を身に付けるようになりました。ユニセフの支援のもと、これまでに約350人の教員が、Kratie, Ratanakiri, Siem Reap 州でインクルーシブ教育のトレーニングを受けています。教員が、自閉症など一見識別するのが困難な障がいを抱える子どもの特徴を知り、それぞれの障がいに合わせてどのような対応をすれば子どもの発達を促進できるのか知識を得ることは、可能な限り早く適切な処置をとるために欠かせません。

トレーニングを受けた教員にインタビューを行った結果、トレーニングによって障がいを抱える子どもにどのような配慮を施せば良いのか具体的に分かり、日々のクラス運営に変化をもたらすことができていると自信を持って答える姿が多く見受けられました。

インターンシップを通して、ユニセフ・カンボジア事務所の幼児教育プログラムの効果を実際に自分の目で見ることができたことは、カンボジアの幼児教育を修士課程で専門としている私にとって、大きな収穫になりました。また、プロジェクトを実際に効果のあるものにするためには、教員トレーニングで知識だけでなく具体的なノウハウを教員に伝達すること、そして定期的なモニタリングで新たな課題を発見し、今後のトレーニングの質向上につなげていくことが重要であることを学びました。このような貴重な機会を与えてくださった日本ユニセフ協会とユニセフ・カンボジア事務所の皆様に、心から感謝申し上げます。現場で得た知見を生かし、今後も精進していきたいと思います。

  • ユニセフ・カンボジア事務所にてユニセフ・カンボジア事務所にて

  • インクルーシブ教育のトレーニングを受けた教員と、生徒および保護者インクルーシブ教育のトレーニングを受けた教員と、生徒および保護者

  • ユニセフが支援するECD Kitで遊びながら学ぶ子どもたちユニセフが支援するECD Kitで遊びながら学ぶ子どもたち

  • Social Emotional Learning カリキュラムの活動に参加する子どもたちSocial Emotional Learning カリキュラムの活動に参加する子どもたち

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