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日本ユニセフ協会
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COVAX
ファイザー製ワクチンの供給契約 ユニセフ、コールドチェーン設備を支援

【2021年2月11日  ニューヨーク発】

ユニセフ(国連児童基金)は本日、COVAXを代表し、米国の製薬会社ファイザーとの間で、2021年のファイザー・ビオンテック製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの供給に関する契約を結んだことを発表しました。

ファイザー製ワクチンの供給契約

ファイザー・ビオンテック製のCOVID-19ワクチン。(イスラエル、2020年12月撮影)

© UNICEF/UN0409752/Guez/AFP

ファイザー・ビオンテック製のCOVID-19ワクチン。(イスラエル、2020年12月撮影)

COVAXによる配分でファイザー・ビオンテック製のワクチンを割り当てられた国々が、ファイザー社とビオンテック社、およびCOVAXファシリティが定めたすべての要件を完全に遵守していることを確認した後、早ければ2021年の第1四半期にワクチンの供給が開始されると見込まれます。

COVAXファシリティの目標は、安全で効果的なCOVID-19ワクチンを、所得水準に関係なく、世界のすべての国で利用でき、手頃な価格で入手できるようにするための最良の機会を世界に提供することです。この供給契約により、ユニセフは、ファイザー社・ビオンテック社とのCOVAXファシリティにおける事前購入契約に基づき確保された最大4,000万回分のワクチンから、2021年を通じて利用可能な量を調達することが可能になります。

2020年12月31日に世界保健機関(WHO)緊急使用リスト(EUL)に初めて加えられたファイザー・ビオンテック製のCOVID-19ワクチンは、ウルトラ・ コールドチェーン(超低温でワクチンを管理する物流システム)での保管が必要となります。ユニセフは、条件が異なる様々なCOVID-19ワクチンを保管・配布するためのコールドチェーン設備を確保するため、パートナーとともに24時間体制で各国政府を支援してきました。

本日の契約は、ユニセフがCOVAXを代表してCOVID-19ワクチン製造業者と締結した2つ目の長期供給契約です。先週、ユニセフはインド血清研究所(SII)との間で、WHOによるワクチンの承認を条件に、英製薬会社アストラゼネカ製薬と米バイオ医薬品企業ノババックスからの技術移転を通じて2つのワクチン製品にアクセスする契約に署名しました。

COVAXファシリティは、ユニセフ、GAVIアライアンス、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、WHOが共同で主導し、2021年末までに承認されたCOVID-19ワクチンを少なくとも20億回分提供し、参加国が最前線で取り組む医療従事者やソーシャルワーカー、その他の感染リスクの高い人々を守るために取り組んでいます。

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