2025年9月19日ニューヨーク発
ユニセフ（国連児童基金）は、第80回国連総会にあたり、開催地ニューヨークで国連認定メディアの皆さま向けにイベントを開催いたします。一部ライブ配信がございます。
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今回の国連総会は、世界的な資金削減や紛争、避難民の発生、疾病への集団感染、気候変動に至るまで、連鎖して発生する危機、そして子どもの権利への軽視が高まる中で、開催されます。こうした圧力は、数十年にわたる進展を後退させる危険性があり、何百万もの若者の命と未来を危機に晒しています。
ユニセフはニューヨークに集まる指導者たちに、子どもを保護し、その未来に投資するための緊急行動を呼びかけています。各国政府は、特に脆弱な状況下において、国内の社会保障支出を保護し、子どもたちのための必須サービスを確保しなければなりません。ドナーや投資家は、海外支出、債務救済、気候関連資金において子どもを優先し、柔軟かつ予測可能な人道支援資金を確保する必要があります。国際社会は、子どもの権利を守るために、国際的な資金調達と革新的な資金調達・パートナーシップを組み合わせなければなりません。
メディア向けイベントは以下のとおりです（※日時はすべて、現地ニューヨーク時間）。
9月22日（月）07:30～08:45
■「任務完遂のために結束する：ポリオ根絶のためのハイレベルサイドイベント」
(United to Finish the Job: High-Level Side Event on Polio Eradication)
会場：UNICEF House, 3 United Nations Plaza, New York.
国連認定メディア限定、事前登録制 (Open to UN-accredited media with RSVP)
ユニセフ、世界保健機関（WHO）、世界ポリオ根絶計画（GPEI）、およびThe King Salman Humanitarian Aid and Relief Center（KSRelief）は、ポリオ根絶に関するハイレベルサイドイベントを主催します。イベントでは下記2つのパネルディスカッションが行われます：
- Polio Today – A Shared Responsibility（仮訳：ポリオの今―共通の責任）
GPEIの指導者と主要パートナーが集結します。参加者は、ユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長、WHOのテドロス・アダノム事務局長、KSRelieのアブドラ・ビン・アブドゥルアズィーズ・アル・ラビーア監督総長です。
- Eradication and Beyond – Polio Infrastructure and Resilience（仮訳：根絶、その先へ―ポリオ対策の基盤とレジリエンス）
ポリオの影響を受ける国の指導者と共に、長年にわたり支援を続けるドナーと新たなドナーの役割に焦点を当てます。登壇者にはナイジェリアのムハンマド・アリ・パテ保健大臣、Mohamed bin Zayed Foundation for HumanityのShamma Khalifa Al Mazrouei事務局長代行が名を連ねます。
9月23日（火）07:30～08:45
■「鉛のない未来へ：子どもへの鉛曝露を終わらせるための取り組み」
(Toward a Lead-Free Future: Mobilizing to End Childhood Lead Exposure )
会場：UNICEF House, 3 United Nations Plaza, New York
国連認定メディア限定、事前登録制 (Open to UN-accredited media with RSVP)
ライブ配信はこちら
鉛曝露の根絶に向けた緊急の行動と投資の必要性を強調するハイレベル朝食会。鉛曝露は世界中の子どもの3人に1人に害を及ぼす有害な脅威であり、低・中所得国で最も深刻な被害をもたらしています。本イベントにはユニセフのラッセル事務局長、ブータンのツェリン・トブゲ首相、ガーナのKwabena Mintah Akandoh保健大臣、オープン・フィランソロピーおよびブルームバーグ・フィランソロピーの代表者らをはじめとした、世界のリーダーたちが登壇します。
9月24日（水）14:00～15:15
■「危機に瀕する未来：子どもの権利のためのグローバルな取り組みを活性化する」
(A Future at Risk: Reinvigorating Global Action for the Rights of the Child)
会場：UNICEF House, 3 United Nations Plaza, New York.
国連認定メディア限定、事前登録制 (Open to UN-accredited media with RSVP)
シルヴィア王妃陛下出席のもとスウェーデンが主催し、ユニセフなどが共催する本イベントでは、重なる世界的危機の中で子どもの権利への取り組みを新たにするため、加盟国、市民社会、ユース・アドボケイトが一堂に会します。登壇者にはユニセフのラッセル事務局長、シエラレオネのイサタ・マホイ・ジェンダー・児童問題担当大臣、ナジャット・マーラ・ムジート児童に対する暴力担当国連事務総長特別代表や、各分野のリーダーや若者代表が名を連ねます。本イベントでは、子どもの権利を守ることが、平和・健康・繁栄への戦略的投資である理由を示す緊急の行動と解決策を提示します。
9月25日（木）08:00～10:00
■「子どもの発達および青少年の発達促進に向けたCAFイニシアティブのハイレベル発足会合」
(High-Level Launch of the CAF Initiative to Promote the Development of Children and Youth)
会場：UNICEF House, 3 United Nations Plaza, New York.
国連認定メディア限定、事前登録制（Open to UN-accredited media with RSVP）
ユニセフは、ラテンアメリカ・カリブ海開発銀行（CAF）と、子どもと若者の発達促進に向け連携を強化します。今回のハイレベルイベントにおいてCAFは、5年間で50億米ドルを動員し、地域全体で5,000万人の子ども・10代の若者に支援を届ける新イニシアティブを発表します。本イベントは、ユニセフの「チャイルド・レンズ投資（Child-Lens Investing Framework）」導入を目指す初の開発銀行としてCAFにスポットライトを当てます。
9月25日（木）11:00～13:00
■「世代を超えたグローバルなリーダーシップ会議、10億の未来：官民連携で若者の生計手段を開拓する」
(Generation Unlimited Global Leadership Council Meeting, 1 Billion Futures: Unlocking Youth Livelihoods through Public–Private Action)
会場：UNICEF House, 3 United Nations Plaza, New York.
国連認定メディア限定、事前登録制（Open to UN-accredited media with RSVP）
ライブ配信はこちら
本イベントでは、国家元首、CEO、多国間機関のリーダー、ユースの変革者たちが一堂に会し、若年層の雇用と起業支援策の加速を図ります。ユニセフのラッセル事務局長とPwCグローバルのモハメド・カンデ会長が共同議長を務め、バルバドスのミア・モトリー首相、ボツワナのドゥマ・ボコ大統領、SAPのクリスチャン・クラインCEO、キャピジェミニのアイマン・エザットCEOらが出席予定です。デジタルエコノミー、グリーンエコノミー（持続可能で環境にやさしい経済）、ブルーエコノミー（海洋資源にやさしい経済）における画期的な政策改革、革新的な資金調達、未来に対応したスキルに焦点を当て議論し、その成果は社会開発世界サミットおよびCOP30に反映されます。