2026年1月9日東京発
展示施設ユニセフハウス(東京都港区)では、ガザ出身のフォトジャーナリストとして現地で活動し、昨年4月に空爆を受けて亡くなったファトマ・ハッスーナさんの写真展を2月19日まで開催中です。
ガザの現実を伝える本展および併催の「ユニセフ職員が見たガザの子どもたち」ミニパネル展は、ユニセフハウスの常設展示とあわせて、無料でご覧いただけます。

©Fatma Hassona
2023年10月以来、700日以上にわたる戦火で、ガザの子どもたちの暮らしは想像を絶する事態となりました。2025年10月にようやく始まった停戦を受け、ユニセフ(国連児童基金)は人道支援の規模を拡大していますが、依然として制限や課題に直面しています。
今回の『ファトマ・ハッスーナ写真展』は、現在公開中のドキュメンタリー映画『手に魂を込め、歩いてみれば』にあわせ展開しています。この映画は、戦争下のガザで撮影を続けるファトマさんと監督とのビデオ通話をもとに制作され、カンヌ国際映画祭にも正式出品されました。しかし、出品決定の報がファトマさんのもとに届いた翌日、彼女は空爆によって命をうばわれました。
生前、彼女が戦時下のガザで生活するなかで映した、戦火を生きる人々や子どもたちの写真。今回の展示作品には、映画同様、無数のニュースに埋もれてしまう市井の人々の生活や苦悩、そして、かすかな希望が映し出されています。それは、遠くとも同じ空の下にある知られざる現実として、私たちに迫り、心を静かに震わせます。
「今こそ、この戦争を撮って
世界に見てもらわなければ。
他に誰がやるの?」
——ファトマ・ハッスーナ
併催の「ユニセフ職員が見たガザの子どもたち」と題したミニパネル展では、現地で支援を続けるユニセフの職員が撮影した現地の子どもたちの写真等を展示します。
ガザの現実を伝える両展は「世界の子どもと出会う場所」をテーマにしたユニセフハウスの常設展示とあわせて、無料でご覧いただけます。ぜひこの機会にユニセフハウスに足をお運びください。
■「ファトマ・ハッスーナ写真展」

©Fatma Hassona
併催「ユニセフ職員が見たガザの子どもたち」ミニパネル展
会期:2025年12月11日(木)~2026年2月19日(木)
会場:ユニセフハウス(東京都港区高輪4-6-12)
開館日時:月曜~金曜、第2・第4土曜 10:00~17:00
※日曜、祝日は休館
■ 映画『手に魂を込め、歩いてみれば』
廃墟のガザで撮影を続けるフォトジャーナリストと、彼女を見守るイラン人監督との1年にわたるビデオ通話で紡がれた比類なきドキュメンタリー。空爆や飢餓、不安にさらされながらも、街の光景や人々の力強さを写真に収め続けたファトマ・ファッスーナ。監督が「彼女は太陽のような存在」と称賛したファトマはしかし、カンヌ映画祭での上映が決まった直後の2025年4月16日、家族とともに空爆で命を奪われます。残された彼女の映像と言葉は、今も「声をあげることの意味」を私たちに問いかけています。12月5日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー。

登場人物:セピデ・ファルシ、ファトマ・ハッスーナ
監督:セピデ・ファルシ
プロデューサー:ジャヴァド・ジャヴァエリー
製作:Reves d‘Eau Productions、24images Production
配給:ユナイテッドピープル
2025年/フランス・パレスチナ・イラン/113分


























