2026年6月29日フィレンツェ発
組織化されたスポーツにおける子どもへの暴力を予防し、これに対処するためには、信頼性が高く比較可能なデータが不可欠です。しかし、暴力の定義が異なっていたり、制度が断片化されていたり、関係者間の連携が不足していたり、測定方法が統一されていなかったりなどの理由から、スポーツにおける暴力は十分報告されていないのが現状です。こうした状況を変えるためには、「子どもに対する暴力の国際分類(International Classification of Violence against Children - ICVAC)※」のような標準化された枠組みを適用することが有用です。
※子どもに対するあらゆる形態の暴力を体系的に分類・定義するためにユニセフがまとめた世界で初めての国際基準
ICVACを適用すれば、エビデンスの創出を強化し、説明責任を向上させ、より効果的な子どもを暴力から守るための政策や介入策を支援することができます。また、測定方法を改善することで、リスクのパターンを特定し、経時的な傾向を監視し、子どもたちが安全で包摂的かつ保護された環境の中でスポーツに参加できるよう、的を絞った対策を講じるための情報を得ることができます。
ユニセフ・イノチェンティ研究所は、各国の統計局や研究者、子どもの保護に関わる組織や個人、スポーツ関係者にスポーツにおける子どもの安全確保の取り組みを推進していただくため、本日、組織化されたスポーツにおける子どもへの暴力の測定にICVACを適用するデータブリーフを発表。標準化された分類と細分化変数を用いて暴力行為をどのように分類できるかを概説するとともに、各国の青少年スポーツの現場から得られた実践的な事例やケーススタディも紹介しています。
6月18日には、国際オリンピック委員会や国際サッカー連盟などからもパネリストを招いたウェビナーも開催。録画はYouTubeで公開しています。(音声:英語・仏語・西語~日本語字幕はYouTube上で選択・設定してください)
モデレーター: レイチェル・ハーヴェイ(ユニセフ)
パネラー: ティネ・ヴェルトメン(トーマス・モア応用科学大学)
ジョアンナ・マラニャン(スポーツ&ライツ・アライアンス)
グロリア・ヴィセラ(国際オリンピック委員会 – IOC)
キャサリン・レスリー(国際サッカー連盟 - FIFA)


























