2024年8月28日東京発
報道機関の皆さまへ
日本ユニセフ協会広報・アドボカシー推進室より、2024年9月~10月の世界とユニセフ(国連児童基金)の動き、発表される報告書等についてご案内いたします。ご取材等のご参考になりましたら幸いです。
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2024年9月~10月の主な予定
下記は8月28日時点の予定で、変更になる可能性があります。
7月29日~10月中旬
ユニセフ企画展「Poems for Peace~平和の詩~」(東京)
ウクライナ、南スーダン、イエメンなど紛争下にある子どもと若者が綴った「平和」の詩を、作者のポートレート写真や朗読動画とともに紹介。ユニセフハウス(東京都港区)で開催中。入場無料。
詳細はこちら
2024年9月5日
ユニセフ・こども家庭庁共催キャンペーン「こどものけんりプロジェクト」開始
日本国内における「子どもの権利」の正しい理解と普及を通じた子どもたちのウェルビーイングの向上に資することを目的に、日本ユニセフ協会はこども家庭庁とともに、子どもの権利の啓発普及キャンペーン「こどものけんりプロジェクト」を開始します。全国の小中高・幼稚園など約5万校・園に「子どもの権利」教材を展開し、また特設ホームページを公開します。今後、キャンペーンソング発表等を予定しています。
7月に行われ、長谷部誠日本ユニセフ協会大使や応援キャラクターのジーン&ケーン参加した報道発表会の様子はこちら
2024年9月10日
リビア洪水発生から1年
「ストーム・ダニエル」と呼ばれる暴風雨がリビア東部を襲い、およそ35万3,000人の子どもを含む約88万4,000人が暮らす広範な地域に被害を及ぼしました。ユニセフは災害以前から今に至るまで、リビアの子どもたちの命と健康を守る活動を継続的に行っています。
2024年9月10日~24日
国連総会「未来サミット(Summit of the Future)開催
国連が開催する「未来サミット」では、世界の喫緊の課題に関して、首脳や専門家、そして若者などが議論・対話し、解決策を提案し、持続可能で包括的な未来のための戦略を練ります。その成果は「未来のための協定(Pact for the Future)」としてまとめられます。
2024年9月月内
「学校に戻ろう(バック・トゥ・スクール)」キャンペーン
世界の多くの国で新学期を迎えるにあたり、暴力や紛争、自然災害などで学校に通えない子どもたちが、学校での学びを再開できるよう、広報キャンペーンを展開します。
2024年10月2日~11月13日
2024年ユニセフ秋季ユニセフ・キャラバン・キャンペーン(関西地方)
「ユニセフ・キャラバン・キャンペーン」は、日本の子どもたちに、世界の子どもたちの現状やユニセフの活動を伝えるため1979年の「国際児童年」よりスタートしました。下記日程にて関西地方の各府・県で、知事・教育長への表敬訪問、教職員・指導主事対象の研修会、学校でのユニセフ学習会等を実施する予定です。
- 10月2日~3日 和歌山県
- 10月10日~11日 滋賀県
- 10月17日~18日 京都府
- 10月30日~11日 三重県
- 11月5日~6日 兵庫県
- 11月7日~8日 大阪府
- 11月12日~13日 奈良県
2024年10月7日
ガザでの武力衝突激化から1年
2023年10月7日以降、パレスチナ・ガザ地区全域で190万人(10人に9人)が国内避難民となっており、その中には最大10回の避難を繰り返している人々も含まれています。子どもの犠牲者数は1万4,100人を超えています。ガザに入る人道支援貨物の1日平均量が4月以降56%減少し(8月中旬時点)、また25年ぶりにポリオの感染が確認された中、ユニセフは一貫して即時の人道的停戦と国際人道法・人権法の遵守および安全かつ妨げのない人道支援のアクセスを訴えています。
ガザの人道危機に関するこれまでの発信はこちら
またユニセフは定期的にガザ地区へ広報官を派遣しており、報道関係者の皆さまによるインタビューをお受けしています。ご取材のお申込みや子どもに関する統計等に関するお問い合わせ、現地の映像・画像素材の提供をご希望の際には、日本ユニセフ協会広報・アドボカシー推進室(jcuinfo@unicef.or.jp)までいつでもご連絡ください。
2024年10月7日
アフガニスタン地震発生から1年
2023年10月に西部のヘラート州を襲った3度の大きな地震で9万6千人以上の子どもが被災しました。今年に入ってもマグニチュード3.8~6.4の地震が続いており、さらに洪水や干ばつなどの過酷な自然災害にも見舞われています。ユニセフは2024年には、アフガニスタンでは1,230万人の子どもを含む約2,370万人が人道支援を必要とすると予測し、地震などの自然災害に加え、紛争、極端な気候ショック、深刻な経済衰退などの同国が抱える複雑で多面的な長期の危機に対応するため、国際社会に14億米ドルの資金の要請を行っています。
2024年10月10日
「世界メンタルヘルスデー」
SDGs(持続可能な開発目標)の目標3「すべての人に健康と福祉を」にも、心の健康、すなわちメンタルヘルスへの対策を進めることが掲げられています。
しかし世界では、10~19歳の若者の7人に1人以上が、こころの病気の診断を受けていると推定されています。ユニセフ「世界子供白書2021」によると、0~19歳のメンタルヘルスに起因する人的資本の損失は、年間3,872億米ドルに上ります。このうち、不安やうつなどの疾患による損失は3,402億米ドル、自殺による損失は470億米ドルとなっています。
2024年10月11日
「国際ガールズ・デー」
2011年12月、「子どもの権利条約」をはじめとする女の子の人権を保障する国際条約にかんがみ、また、女の子のエンパワーメントと女の子への投資が差別と暴力の連鎖を断ち切る、といった認識に照らし、国連総会は「国際ガールズ・デー」を制定し、女の子が直面する課題に取り組み、女の子のエンパワーメントと人権の実現を促進することを決定しました。2024年の「国際ガールズ・デー」のテーマは、「Girls’ vision for the future(女の子の未来への展望)」です。
2024年10月16日
「世界食料デー」
世界食料デーは世界の食料問題を考える日として、国連が1981年に制定しました。本年、ユニセフは「気候変動と栄養」に焦点を当てます。ユニセフ等の調査によると、2023年には約7億3,300万人の人が飢餓に直面しており、これは世界では11人に1人、アフリカでは5人に1人に相当し、2030年までにSDGsの目標2「飢餓をゼロに」を達成するには大きく後れをとっています。飢餓の大きな要因である紛争、気候変動、景気後退は、以前よりも頻発し深刻さも増している中、飢餓撲滅のための資金調達の拡充が求められています。
「世界の食料安全保障と栄養の現状」報告書はこちらより
2024年10月17日
「貧困撲滅のための国際デー」
すべての国、特に開発途上国における貧困の撲滅が、1990年代の開発の優先事項の一つであり、広く認識を高めることが必要であると考慮し、国連は1992年に「貧困撲滅のための国際デー」を制定しました。昨年9月に発表されたユニセフ等の報告書によると、世界で推定3億3,300万人の子ども、つまり6人に1人の子どもが極度の貧困の中で暮らしています。ユニセフ等は2030年までに子どもの極度の貧困をなくすというSDG目標は達成できないと警鐘を鳴らしています。
2024年10月24日
「世界ポリオデー」
ポリオはポリオウイルスによってもたらされ、感染すると足や腕に麻痺が生じる可能性があります。しかし、たった数滴のワクチンがあれば、予防することができます。人類が唯一根絶した疾病である天然痘に続き、ポリオを史上2番目に根絶する疾病とするために世界が一丸となって取り組む中、ユニセフ等は官民パートナーシップである「世界ポリオ根絶計画(GPEI)」を推進し、ワクチン接種事業を展開しています。
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日本ユニセフ協会広報室では、世界の子どもたちの状況やユニセフのグローバルな活動と連動して、日本の報道機関向けの記者ブリーフィングや現地ユニセフ職員による報告会の開催、子どもに関する統計データや画像・動画のご提供、現場でのご取材のサポート、ユニセフ専門家へのインタビューアレンジなどを行っています。お気軽にお問い合わせください。
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TEL 03-5789-2016
FAX 03-5789-2036
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