3月8日は『国際女性の日』:児童婚、いまも年間1,200万人 過去10年で4人に1人から5人に1人に減少 メニューをスキップ
日本ユニセフ協会
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3月8日は『国際女性の日』
児童婚、いまも年間1,200万人
過去10年で4人に1人から5人に1人に減少 インドで改善、サハラ以南アフリカで悪化
ユニセフ、撲滅に向けた努力の加速求める

【2018年3月6日  ニューヨーク発】

世界的に児童婚が行われる割合は減少しており、いくつかの国では近年目覚ましい減少があったと、ユニセフ(国連児童基金)は本日発表しました。世界全体では、18歳未満で結婚した女性の割合はこの10年間で15%減少し、4人に1人から、約5人に1人となりました。

南アジア地域での改善

Village: KARODHI,  Block: JAMUA,  District: GIRIDIH, State: JHARKHAND Country: India,  24th DECEMBER 2016 .  A young mother watches as representatives from Jago foundation do door to door visits to parents of adloscent girls and boys disuccing the evils of child marriage and its legal implications, encouraging them to educate their children in the village of Karodhi, in Jamua block of Giridih.  Giridih district has one of the highest rates of child marriage in India where 6 out of 10 girls are married before 18 years. UNICEF Jharkhand in partnership with the Jago Foundation has launched a pilot programme to make 65 villages ‘child marriage free’ in the district. The programme trains over 500 adolescent girls in the pilot villages. Around 70 adolescent boys and girls groups have been formed under the project. It includes empowerment of adolescents through formation of groups, engagement with religious and caste leaders, awareness generation in villages through folk media and street theatre, formation of village child protection committees, pledge by parents in villages, orientation of stakeholders like block development officers, anganwadi wokers, ASHA, school teachers, etc.    UNICEF India/2017/Prashanth Vishwanathan Prashanth Vishwanathan's coverage in Jharkhand district - Giridih , Block - Jamua  against Child Marriage .  UNICEF Jharkhand in partnership with the Jago Foundation has launched a pilot programme to make 65 villages ‘child marriage free’ in the district.

© UNICEF/UN062014/Vishwanathan

子供を抱える若い母親。(インド)2017年12月撮影

この10年間に世界で児童婚を最も減少させた地域は南アジア地域で、18歳の誕生日までに結婚させられる女の子の割合は、ほぼ50%から30%へと、3分の1以上減少し、その大部分はインドでの前進によるものです。女子の就学率の増加、政府による積極的な青少年期の女性への投資、そして児童婚の違法性やその弊害に関する強力な広報活動が、この改善につながった理由に含まれます。

「女の子が児童婚を強いられたとき、彼女は直ちにそして生涯にわたり影響を受けます。彼女の学校を卒業する可能性が減少する一方で、夫から虐待を受けたり、出産時に合併症を引き起こす可能性は増加します。社会的にも大きな影響を受け、さらに世代間を超えた貧困の連鎖に陥る可能性が高まります」とユニセフ・ジェンダー問題首席アドバイザーのアンジュ・マルホトラは述べました。「児童婚が若い女の子の人生を変えるほどの影響があることから、少しでも減少したというのは良いニュースではありますが、私たちにはまだまだ長い道のりが待っています」

ユニセフの新たなデータによる推計では、世界で子ども時代に結婚する女の子の数は年間1,200万人です。この新しい数字は10年前の世界の児童婚の件数を基に予測された数字より2,500万件減少したことを示しています。しかし、持続可能な開発目標のターゲットでもある、2030年までにこの慣習を終わらせるためには、この進捗をさらに加速させなければなりません。加速しなければ、2030年までに、新たに1億5,000万人の女の子が18歳の誕生日を迎える前に結婚することになります。

過去10年で4人に1人から5人に1人に減少

学校で授業を受ける女生徒たち。(チャド)2017年4月撮影

© UNICEF/UN060700/Sokhin

学校で授業を受ける女生徒たち。(チャド)2017年4月撮影

世界では、今日生存している6億5,000万人の女性が子どものうちに結婚しました。南アジア地域は過去10年間、児童婚の削減を牽引してきましたが、児童婚の影響を強く受ける地域はサハラ以南のアフリカに移っており、人口増加を凌ぐだけの劇的な規模での削減が求められています。世界の子どもの花嫁のうちサハラ以南のアフリカが占める割合は、10年前は5人に1人だったのに対して、最近ではほぼ3人に1人となっています。

新たなデータはアフリカ大陸での前進の可能性も提示しています。サハラ以南のアフリカの国のひとつのエチオピアでは、児童婚の割合で上位5位に入っていたこともありましたが、この10年間で3割減少しました。

「ひとつの児童婚を防ぐことは、ひとりの女の子に彼女が持つ可能性を最大限に発揮する機会を与えることになります」とマルホトラ は言います。「世界は、2030年までに児童婚を終わらせると約束したのですから、何百万人の女の子がこの破滅的な慣習によって子ども時代を奪われることがないように、それを終わらせるために協力し、努力を倍増しなければなりません」

 

■データに関して
世界的・地域的児童婚の割合の推計は、100カ国以上の国を代表するデータを集めたユニセフのグローバル・データベースに集約された各国推計に基づきます。児童婚に関する国別データは、主にユニセフが協力する複数指標クラスター調査(MICS)ならびに米国国際開発庁(USAID)が協力する人口保健調査(DHS)などの世帯調査に基づきます。人口統計は、国連経済社会局のデータに基づきます。


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