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日本ユニセフ協会
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平和の詩
紛争地の子どもたち、詩を発信 短編映像を公開

【2020年3月21日  ニューヨーク発】

ユニセフ(国連児童基金)は本日、世界で紛争の中で生きる若者たちが、母国の平和を願い、力強い感情があふれ出る詩を発信する『平和の詩(Poems for Peace)』という新しい取り組みについて発表しました。

紛争の影響を受けた子どもや若者が自身を表現

南スーダンのジュバにあるクラブで、平和についての詩を書く14歳から18歳の若者たち。(2019年1月28日撮影)

© UNICEF/UNI286964/

南スーダンのジュバにあるクラブで、平和についての詩を書く14歳から18歳の若者たち。(2019年1月28日撮影)

世界詩歌記念日(World Poetry Day)に際し行われる本取り組みは、世界の紛争地に暮らし、平和が遠い昔のことになってしまった何百万人もの子どもたちの窮状に光を当てています。

「大きな志をもった若き詩人たちの言葉には、印象的なメッセージが込められています。戦争の恐怖の中で生きている子どもたち、若者たちは、もううんざりしているのです。新型コロナウイルス(COVID-19)との戦いが続くなか、これまで以上に、平和や思いやり、連帯が求められています」とユニセフの広報担当ディレクター、パロマ・エスクデロは述べました。

『平和の詩』は、紛争の影響を受けた子どもや若者が自身を表現し、その声を届けるためのプラットフォームです。この取り組みは継続して行われ、紛争の影響を受けている他の子どもや若者も詩を提出できるようにします。

ユニセフは、アフガニスタン、コンゴ民主共和国、イラク、マリ、ソマリア、南スーダン、シリア、ウクライナ、イエメンなど、紛争の影響下にある国で暮らす子どもや若者が詩を読み上げる動画シリーズを制作したうえで、それらの動画を組み合わせた短編映像を作成しました。

 

【リアーナの詩:アフガニスタンで暮らす17歳の少女】

 

「女の子の教育を支援したい」8人の兄妹と一緒にアフガニスタンのカンダハールで暮らすリアーナさん。(2020年2月3日撮影)

© UNICEF/UNI311705/Afghan

「女の子の教育を支援したい」8人の兄妹と一緒にアフガニスタンのカンダハールで暮らすリアーナさん。(2020年2月3日撮影)

What do they know of the desire for peace

平和への願いについて何を知っているの

Those who have spent a lifetime with peace

平安に満ちた生涯を過ごしてきた人々は

What do they know of the misery

不幸について何を知っているの

Of losing a son or a loved one to war,

戦争で子どもや愛する人を失う苦しみ

Look at this country, stained in blood

血に染まるこの国を見て

One tragedy not yet over, another is waiting

悲劇は終わっていないのに、次の悲劇がやってくる

Everyday lifeless bodies go underground

毎日土に還っていく、生を失った身体

How long before this bleak war will end.

この暗い争いが終わるのはいつだろう

 

* * *

■ 世界詩歌記念日(3月21日)について

詩的表現を通じ、文化的・言語的な表現や多様性を促進するために制定されました。詩は長い間、人々が対話し、平和な世界をつくる担い手となり、普遍的な人間性と価値観のなかで、人々と文化を結びつけてきました。


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