2025年8月28日バンコク発
ミャンマー・ラカイン州で暴力が激化し、子どもが犠牲になっている事態を受け、ユニセフ(国連児童基金)東アジア・太平洋地域事務所代表の功刀純子(くぬぎ・じゅんこ)は以下の声明を発表しました。
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8月25日にラカイン州ムラウウー郡で発生したとされる攻撃により、子どもが亡くなり、負傷し、家屋が破壊されたとの報告に深刻な懸念を抱いています。
ここ数カ月、ラカイン州における紛争が激化していることから、子どもたちはますます脆弱な立場に置かれています。致命的な攻撃が恐怖と避難、苦痛を引き起こし続けています。子どもたちは、自宅や地域社会など、安全であるべき場所でも命を落としているのです。
ラカイン州の家族は、暴力の拡大と治安の悪化、自宅を離れざるを得ない状況に加え、急性食料不安や、教育・保健医療といった、紛争下に暮らす子どもと家族にとっての生命線となる必須サービスの深刻な混乱に直面しています。
ユニセフは、すべての紛争当事者に対し、国際法に基づく義務を遵守するよう呼び掛けます。具体的には、子どもを含む民間人と民間インフラを保護し、緊急支援を必要とする人々に命を守る人道支援が届くようにすることです。


























