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プレスリリース

アフガニスタン東部の地震
子ども含む多数の死傷者
ユニセフ、緊急支援を展開
「自然災害緊急募金」受付中

2025年9月1日カブール(アフガニスタン)

アフガニスタンで現地時間8月31日深夜に起きた強い地震で、子どもを含む何百人もの犠牲者が出ていることを受け、ユニセフ(国連児童基金)アフガニスタン事務所代表のタジュディーン・オイウェイルは以下の声明を発表しました。

地震によりけがをし、病院で治療を受ける人々(アフガニスタン、2025年9月1日撮影)

© UNICEF/UNI856121/Zahir, AFP
地震によりけがをし、病院で治療を受ける人々(アフガニスタン、2025年9月1日撮影)

子ども含む多数の死傷者

昨夜遅く、アフガニスタン東部ナンガルハール県のジャララバード近郊を震源地とするマグニチュード6.0の強い地震が発生しました。初期の報告によると、多くの子どもを含む何百人もの死者と何千人もの負傷者が出ているほか、広範にわたって家屋やインフラが破壊されました。被害状況が明らかになるにつれ、死傷者数は増えると見込まれています。

ユニセフは、この災害によって甚大な被害がもたらされ、多くの命が失われたことに深い哀悼の意を表します。そして愛する人や住まいを失った多くの子どもとその家族に、心よりお見舞いを申し上げます。

 

ユニセフ、緊急支援を展開

マグニチュード6.0の強い地震で、多くの子どもたちがけがを負った(アフガニスタン、2025年9月1日撮影)

© UNICEF/UNI856119/Zahir, AFP
マグニチュード6.0の強い地震で、多くの子どもたちがけがを負った(アフガニスタン、2025年9月1日撮影)

ユニセフのチームはすでに被災地に入り、現地のパートナーや他の国連機関とも緊密に連携しながら、喫緊のニーズに応えるべく緊急支援にあたっています。他機関と共に被害の全容を把握するための合同調査を進める一方で、ユニセフは子どもたちとその家族の命を守るための即時の支援を最優先で展開しています。具体的には、クナール県のChawkay郡およびNurgal郡に移動式保健医療チームを派遣し、負傷者の応急処置と初期治療を行っています。

さらに、ナンガルハール県とクナール県にあるユニセフが支援する保健医療施設は、負傷者の緊急治療を行っており、逼迫する病院の対応を支えています。

ユニセフはまた、医薬品、衛生用品(せっけん、洗剤、タオル、生理用品、水用バケツ)、防寒着、靴、毛布、調理器具、さらには家を失った家族向けのテントや防水シートなどの緊急支援物資を現地に届けています。ユニセフは地域のパートナーやコミュニティと連携しながら、支援を続けています。

子どもたちとその家族が、命を守るための支援を可能な限り速やかに受け取ることができるよう、ユニセフは保健、安全な水、衛生、栄養、子どもの保護、一時的な避難所、心理社会的支援といった分野における緊急のニーズに対応の重点を置いています。

状況は刻々と変化しており、ユニセフは今後も被災した地域社会を支えるため、人道支援をさらに拡大していきます。

 

ユニセフ「自然災害緊急募金」ご協力のお願い

 地震や津波、洪水、台風やサイクロン、干ばつなどの自然災害に苦しむ子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「自然災害緊急募金」を受け付けています。アフガニスタン東部で発生した地震の影響を受けた子どもを含む、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ご協力をお願い申し上げます。

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