2026年3月11日ニューヨーク発
2月28日以降、中東で激化する軍事攻撃により子どもの犠牲が増えていることを受け、ユニセフ(国連児童基金)は以下の声明を発表しました。
子どもたちにとって壊滅的な状況
中東での衝突が激化して10日が過ぎ、この地域の子どもたちにとって状況は壊滅的なものになりつつあります。2月28日以降、1,100人を超える子どもが暴力によって負傷または死亡したと報じられています。亡くなった子どもの数は、イランで約200人、レバノンで91人、イスラエルで4人、クウェートで1人と伝えられています。暴力が激化し拡大するにつれ、この数は一段と増える恐れがあります。
教育が相次いで中断され、この地域全体で何百万人もの子どもが学校に通えない状況に置かれ、絶え間ない爆撃により何十万人もの子どもが避難を余儀なくされています。病院、学校、水・衛生施設など、子どもたちの生存に不可欠な民間インフラも、紛争当事者によって攻撃され、損傷し、あるいは破壊されています。子どもを殺傷する行為、子どもが必要とする基本サービスを破壊・中断する行為は、いかなる理由があろうと正当化できません。
武力紛争下での子どもに対する重大な権利侵害は、国際人道法および国際人権法を含む国際法違反となり得ます。ユニセフは、紛争当事者に対して戦闘を停止し外交交渉に臨むよう求める国連事務総長の呼び掛けを、あらためて支持します。ユニセフはまた、民間人、特に子どもへの被害を最小限に抑えるため、紛争当事者が戦争の手段および方法の選択において必要なあらゆる予防措置を講じるよう求めます。とりわけ、子どもに不釣り合いな被害をもたらす爆発性兵器の使用は避けるべきです。
中東・北アフリカ地域で暮らす、2億人すべての子どもたちが、世界が一刻も早く行動することを切に待ち望んでいます。



























