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ストーリー

「すべての子どもが
人生のゴールを決められるように」
遊びやスポーツを通じた支援

2026年6月10日発

2026年は、サッカー・ワールドカップの開催年です。開幕日となる6月11日は、「国際遊びの日(International Day of Play)」にもあたります。この国際デーは、遊びを守り、促進し、優先することを通じて、すべての人々、特に子どもたちが遊びの恩恵を受け、その潜在能力を最大限に発揮できる社会の実現を目指すために、設定されました。

ここでは、世界各地で困難な状況にある子どもたちにとって、サッカーや遊びが喜びをもたらし、日常を取り戻す助けとなり、よりよい未来に向かう原動力となっている様子をご紹介します。


空高くボールを追いかけて

© UNICEF/UN0686584/Abdalrasol

スーダン

アブドゥルラジク・アダム・アブドゥッラーさん(10歳)は、リオネル・メッシ選手の大ファンで、サッカー選手になることを夢見ています。北ダルフール州のアブ・ショックにある国内避難民キャンプには、紛争によって自宅から避難しなければならなかった人々が身を寄せており、アブドゥルラジクさんも家族とともにここで生活しながら、小学校に通っています。アブ・ショックで暮らす人々は、紛争から逃れるため、10年以上前にすべてを残して故郷を離れ、ここにきました。今ではこのキャンプが彼らにとってのふるさとになっています。

 

逆境に打ち勝つ

© UNICEF/UN0723916

インド

ラジャスタン州アジュメール県マカドワリ地区で行われた試合で、ペナルティキックを蹴ろうとしているニーシャ・ラワットさん(15歳)。彼女の村では、法律で禁じられているにもかかわらず、いまだに児童婚が根強く続いています。そんな中でニーシャさんは、数々の困難を乗り越えながら勉強に励み、サッカーにも打ち込み、多くの子どもたちに影響を与える存在となりました。ユニセフの支援を受けて、地域の女子サッカー団体は、男女不平等の改善や、思春期の女の子たちが自らの権利のために声をあげられるよう取り組んでいます。ユニセフは、子どもが成長していくすべての段階に寄り添いながら、インドで児童婚を頻繁に生み出している社会の慣習にも向き合い、その解決に取り組んでいます。

 

思い切りボールを蹴れるように

© UNICEF/UNI279669/Hatcher-Moore

南スーダン

南スーダンのピボルでは、かつて武装勢力に徴用されていた子どもたちを支えるためのレクリエーション活動の一環で、子どもたちがサッカーを楽しんでいます。簡単には忘れることのできないようなつらい経験をしてきたのにもかかわらず、男の子たちは明るい将来を思い描きながら、ほかの子どもたちと同じように夢中でボールを蹴っています。

ユニセフは複数のパートナー団体と協力して、南スーダンで心理社会的ケアのための支援プログラムを継続的に実施し、子どもが家族のもとや暮らしていた社会に戻り、再び争いに巻き込まれないよう支えています。

 

一対一でボールを奪い合って

© UNICEF/UN0735932

ガーナ

2022年10月、アクロポンにある視覚障がい特別支援学校で開催された、サッカー大会の女子決勝戦で、ある選手がボールをコントロールし、主導権を握っています。

11月20日の世界子どもの日、ユニセフはアクロポンで、視覚や聴覚に障がいがある生徒たちのためのサッカーイベントを開催しました。ガーナの北部と南部から4つの学校が参加し、2日間にわたって試合が行われました。

ユニセフは、この学校に救急キットや学用品を届けるなどの支援を行っています。

 

ボールが繋ぐコミュニティ

© UNICEF/UNI296718/Simons

パプアニューギニア

チンブ州シウレに住む、シルク族とカマネク族の子どもたちが、一緒にサッカーを楽しんでいます。この二つの部族は何世代にもわたり争ってきましたが、少しずつその姿勢に変化が訪れています。ユニセフが支援する、両コミュニティの保護者が参加する参加型プログラムを通して、部族間の関係づくりが進められてきました。この取り組みには、両部族の子どもたちのための幼児教育センターの建設も含まれています。

 

雨にも負けず

© UNICEF/UN0143106/LeMoyne

バングラデシュ

コックスバザールのロビンギャ難民キャンプにて、ユニセフの「子どもにやさしい空間」の外では、雨の中、男の子たちがサッカーを楽しんでいます。コックスバザールの難民キャンプには、およそ100万人のロビンギャの人々が暮らしています。彼らは、食料や水、住まい、医療といった支援に頼りながら、過密な仮設シェルターの中で生活を送っているのです。ユニセフは、すべてのロビンギャ難民の子どもたちが安全な水、医療・保健制度、保護、栄養のある食事、そして教育を受けられるよう、キャンプ内で支援しています。

 

もう一度ピッチへ

© UNICEF/UN0665035/Hudak

ウクライナ

セレドニエの小さな村では、子どもたちが新しい友達を作りながらサッカーを楽しんでいます。このようなスポーツ活動は、心理的なサポートを行う団体によって運営されています。これはユニセフとウクライナ教育科学省が共同で行う取り組みで、戦争で精神的なダメージを受けた子どもとその保護者に、心のケアを提供することを目的としています。

 

ボールを追うひととき

© UNICEF/UN0729023/Zaidi

パキスタン

シンド州カンバル・シャハダコットのミーンフーン・カニ・ブルディ村にあるユニセフが支援する仮設学習センターで、授業の休憩時間に男の子たちがサッカーをして遊んでいます。このキャンプはもともと、大規模な洪水で住まいを追われた人々のために建てられました。

パキスタンでは、大規模なモンスーンの影響で洪水や土砂崩れが発生し、住民の暮らしやインフラに深刻な被害が出ています。ユニセフは子どもたちとその家族に、安全な飲み水や、医療物資、栄養治療食、衛生キットを届けるとともに、洪水の影響を受けた子どもに心理的なサポートもしています。

困難な状況にある子どもたちが、生まれ持った権利を守られ、平和に健やかに成長できることを目指して活動するユニセフ。

その活動は皆さまのご支援によって支えられています。

毎月(定額)のご寄付 今回(一回)のご寄付

※最も支援が必要な子どもたちを支え、ユニセフの様々な活動に役立てられています。

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