2025年3月28日東京発
日本ユニセフ協会広報・アドボカシー推進室より、2025年4月~5月の世界とユニセフ(国連児童基金)の動き、発表される報告書等についてご案内いたします。ご取材等のご参考になりましたら幸いです。
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当協会では、世界の子どもたちの状況やユニセフのグローバルな活動と連動して、子どもに関する統計データや画像・動画のご提供、現場でのご取材のサポート、ユニセフ専門家へのインタビューアレンジ、日本の報道機関向けの記者ブリーフィングや現地ユニセフ職員による報告会の開催などを行っています。どうぞお気軽に、 jcuinfo@unicef.or.jp までお問い合わせください。
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2025年4月~5月の主な予定
下記は3月28日時点の予定で、変更になる可能性があります。
4月 開催中
ユニセフ企画展「潮とともに生きる~アグネス大使とみたキリバス、気候変動の現状」(東京・ユニセフハウス)
海面上昇、暴風雨や干ばつなどの異常気象、高潮など、気候変動の影響によるさまざまな問題が起きている太平洋島嶼国のキリバスを、昨年5月末~6月初旬にかけ、ユニセフ・アジア親善大使のアグネス・チャンさんが訪れました。キリバスとその子どもたちが直面する現状を、写真家・野澤亘伸氏撮影の写真と共に紹介します。ユニセフハウス(東京都港区)で開催。入場無料。
また、以下のとおり、日本ユニセフ協会協定地域組織(各道府県ユニセフ協会)主催による同企画展の開催も予定されています。
・3月19日~4月2日 香川県(綾川生涯学習センター)
・5月26日~30日 宮城県(宮城県庁)
4月中旬
ユニセフ世界子供白書2024 :「2050年の子どもたち」日本語版刊行
昨年11月に発表された「世界子供白書2024」の要約と統計を訳した日本語版が発行されます。今回の白書は、3つのメガトレンド(人口動態の変化、気候・環境危機、先端技術)が2050年までに、またそれ以降に子どもたちに及ぼす影響を予測し、マイナスの影響を抑えプラスの影響を最大化するために、今求められる施策と、私たち一人ひとりに求められる行動を提言しています。
4月15日
スーダンでの武力衝突激化から2年
スーダンでは2025年に緊急に支援が必要な人の数は、2024年の2,480万人から23%増え、3,040万人に上ります。また、1,560万人以上の子どもが、虐待や搾取などの暴力、栄養不良、感染症などのリスクにさらされています。武装したおとなによる子どもの性的暴行も増えており、2024年以降、報告されただけで221件も起きています。ユニセフは紛争地域や避難民・帰還民・難民などを対象に870万人の子どもを含む1,310万人を支援する計画です。
4月22日
「アースデー」
地球環境について考える一日です。世界各地で気候変動による災害や人の移動などが起きていることに対し、ユニセフは「気候危機は子どもの権利の危機」と位置づけ、地球温暖化への責任が最もない子どもたちが最も大きな犠牲を払っていることに警鐘を鳴らしています。
4月24日
「国際ICTガールズ・デー」
毎年4月の第4木曜日は、情報通信技術(ICT)を活用して女の子や女性をエンパワーメントし、彼女たちの教育や社会経済的成長に寄与することに焦点を当てる「国際ICTガールズ・デー」。ユニセフはジェンダー間のデジタル格差を解消し、女の子たちがデジタル世界で活躍する機会を担保するよう、各国政府やパートナーに働きかけています。
4月24日~30日
「世界予防接種週間」
毎年4月の最終週(24日~30日)は世界予防接種週間。世界中で多くの幼い命を守っている予防接種の重要性を再確認する日です。ワクチンの接種によって、予防可能な病気から何百万人もの命が守られており、また天然痘は撲滅されました。ユニセフは世界予防接種戦略「予防接種アジェンダ2030」の下、引き続き子どもへの予防接種の推進に取り組みます。
4月25日
「世界マラリア・デー」
世界の幼い子どもの死亡原因トップ3に入るマラリアは、毎日1,200人以上の子どもの命を奪っています。ユニセフはマラリアの予防接種、蚊帳の配布などを通じて、この予防と治療が可能な疾病から子どもたちを守る支援を行っています。
5月13日~
2025年春季ユニセフ・キャラバン・キャンペーン(愛知県・山梨県・北海道)
「ユニセフ・キャラバン・キャンペーン」は、日本の子どもたちに、世界の子どもたちの現状やユニセフの活動を伝えるため1979年の「国際児童年」よりスタートしました。下記日程にて、知事・教育長への表敬訪問、教職員・指導主事対象の研修会、学校でのユニセフ学習会等を実施する予定です。
・5月13日 愛知県
・5月29日~30日 山梨県
・7月8日~11日 北海道
5月15日
「レポートカード19」発表
ユニセフ・イノチェンティ研究所が、先進国における子どもの状況を比較・分析するために、2000年から約1年半に1本のペースで発表している報告書シリーズの最新版が発表されます。「レポートカード19」は、2020年、日本の子どもの身体的健康は先進国38カ国中1位でありながら、精神的幸福度は37位と最下位に近いという両極端な結果となった「レポートカード16」のアップデート版で、子どものウェルビーイングを取り上げます。
5月19日~27日
「世界保健総会」(ジュネーブ)
「世界保健総会」の第78回会合が開かれます。保健はユニセフの主な支援分野の一つです。
5月28日
「月経衛生デー」
ジェンダー不平等や文化的タブー、貧困は月経に関する健康のニーズを妨げる原因となります。ユニセフは世界各地で開発・人道支援プログラムを通じて、月経に関する健康と月経衛生の向上を促進しています。
https://www.unicef.or.jp/news/2022/0112.html
予定
ユニセフ年次報告2024発表
2024年にユニセフが世界各地で実施した事業とその収支を発表します。
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