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日本ユニセフ協会
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ミャンマー
デモ参加者への武力行使を非難 マンダレーで子どもが犠牲に

【2021年2月22日  バンコク(タイ)発】

ユニセフ(国連児童基金)は、ミャンマーで続いている抗議活動中に過度の武力行使が行われたとの報告と、対立が起きた場合の「人命の損失」について軍が日曜の夜に出した警告を受けて、重大な懸念を抱いています。

デモ参加者への武力行使を非難

カチン州の国内避難民キャンプにいる9歳のルーさん。(2020年7月撮影)※本文との直接の関係はありません

© UNICEF/UNI361859/Oo

カチン州の国内避難民キャンプにいる9歳のルーさん。(2020年7月撮影)※本文との直接の関係はありません

土曜の夜にマンダレーで起きた治安部隊による暴力によって、子どもを含む2名の死者と複数の重傷者が出たと報じられています。ユニセフは、実弾の使用が報告されていることを含め、デモ参加者に対する武力行使を非難します。ユニセフは治安部隊に対し、暴力を慎み、最大限の自制をし、子どもと若者の保護と安全を最優先に、建設的かつ平和的な手段を用いて対立を解決するよう求めます。

またユニセフは、子どもと若者が意見を表明したり、平和的な抗議活動に参加したりすることを含めて、彼らをあらゆる形態の暴力から守るために、さらなる努力を求めています。誰しも、意見を表明したからといって、いかなる形の暴力や脅迫にも遭ってはならないのです。

ユニセフは、子どもの権利条約および2019年に制定されたミャンマーの児童権利法に明記されているように、保護、参加、平和的集会および表現の自由を含むすべての子どもの権利を守る義務について、すべての紛争当事者に対してあらためて訴えます。

ユニセフは、被害に遭われた方々のご遺族と負傷された方々に、心より哀悼の意を表します。

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