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プレスリリース

キーウ攻撃で子ども4人が死亡
ユニセフ地域事務所代表
「無条件の停戦と平和を」

2025年8月28日ジュネーブ

ウクライナの首都キーウが攻撃され、4人の子どもを含む死者が出たことを受け、ユニセフ(国連児童基金)欧州・中央アジア地域事務所代表のレジーナ・デ・ドミニチスは以下の声明を発表しました。

ミサイル攻撃により損傷した、キーウの住宅街のアパート(ウクライナ、2025年8月28日撮影)

© UNICEF/UNI854348/Filippov
ミサイル攻撃により損傷した、キーウの住宅街のアパート(ウクライナ、2025年8月28日撮影)

子ども4人が死亡

キーウのミサイル攻撃現場で、がれきと化した建物の中から生存者を探す救助犬(ウクライナ、2025年8月28日撮影)

© UNICEF/UNI854347/Filippov
キーウのミサイル攻撃現場で、がれきと化した建物の中から生存者を探す救助犬(ウクライナ、2025年8月28日撮影)

28日未明にかけてキーウにて致命的な攻撃が相次いで発生し、幼児を含む4人の子どもが死亡し、少なくとも10人の子どもが負傷したと報告されています。子どもたちは自宅のベッドで眠ろうとしていたところでした。

またしても、子どもたちの命が突然奪われました。またしても、家族たちは生涯にわたる深い悲しみに直面しています。そしてまたしても、負傷した子どもたちや恐怖にさらされた子どもたちは、癒しと回復への長い道のりを歩み始めなければなりません。

今朝、キーウにいるユニセフのスタッフは、攻撃を受けた首都キーウのダルニツキー地区の住宅街で、子どもたちの衣服やおもちゃ、靴などの暮らしの名残が歩道に散乱している様子を目の当たりにしました。

新学期があと1週間で始まるという時に、幼稚園も被害を受けたと報告されています。本来なら希望と喜びに満ちているはずのこの時期に、子どもたちは次の攻撃がいつ、どこで起こるのか分からないという絶え間ない恐怖の中で暮らし続けています。

無条件の停戦と平和を

ユニセフは、犠牲となった方々のご遺族に哀悼の意を捧げ、被害を受けたすべての方々にお見舞いを申し上げます。そしてすべての子どものために、無条件の停戦と平和をあらためて強く求めます。

ユニセフと現地パートナーは、生活基盤を失うなど被害に遭われたご家族が、少しでも再生に向けた歩みを始められるよう、心理社会的支援や現金給付を含めた支援を行っています。

人口密集地への爆発性兵器による攻撃は、直ちに停止されなければなりません。そして、子どもたちの命の尊厳は、守られなければなりません。

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