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日本ユニセフ協会

プレスリリース

子どもにやさしいまちシンポジウム
みんなでつくる「こどもまんなか」社会
ドイツと日本の取り組み
5月2日(金)13:30~16:00
ユニセフハウス(東京都港区)・オンラインで取材受付中

2025年4月23日東京

5月5日の「こどもの日」を前に、公益財団法人 日本ユニセフ協会(会長:高須幸雄)は、ドイツで「子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」の推進に中心的な役割を果たしてきたハイデローゼ・ブルックナー博士を迎え、2025年5月2日(金)13:30より、公益社団法人こども環境学会との共催でシンポジウムを開催します。

報道関係者の皆さまにおかれましては、ぜひご参加、ご取材をいただけますよう、お願いいたします。

ユニセフの「子どもにやさしいまち」

CFCIロゴ

ユニセフは、子どもと最も身近な行政単位である市町村等で、子どもの権利条約を具現化する活動として「子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」を推進しています。

2021年に本事業が正式に始まった日本では、同年に「日本型CFCI実践自治体」として初めて承認された5つの自治体(北海道ニセコ町、北海道安平町、宮城県富谷市、東京都町田市、奈良県奈良市)が第一期(3年間)の取り組みとその評価を経て、第二期の実践を始めています。また、今年1月には、新たに愛知県豊田市が実践自治体として承認され、埼玉県三芳町も昨年、同候補自治体として参加しました。

こうした動きと並行して、日本国内では「こども基本法」の施行により、さまざまなところで「こどもまんなか」の取り組みが進められています。自治体でも、「こども大綱」に定められた「自治体こども計画」の策定が進められていますが、「こどもまんなか」社会の実現には、自治体だけでなく、子ども自身を含む市民が「子どもの権利」を正しく理解すること、そしてその実現に向けた自治体と地域の連携が求められます。

日本よりも約10年早い2012年に、6つの自治体と共にCFCIを開始したドイツでは、ドイツユニセフ協会とドイツ子ども支援協会(Deutsches Kinderhilfswerk e.V.)が立ち上げた、子どもにやさしい自治体協会(Kinderfreundlichen Kommune e.V.)が主体となって、CFCIを推進しています。自治体と市民団体との積極的な協働の中で、現在、60の自治体と2つの州でCFCIが進められ、その中で、子どもたちの力を発揮するためのさまざまな取り組みが行われています。

今回のシンポジウムでは、子どもにやさしい自治体協会の初代所長であり、現在も上級顧問としてドイツにおけるCFCIの推進に貢献しているハイデローゼ・ブルックナー博士を迎え、ドイツの先進事例に学びます。また、同国で子ども主体の教育法を専門としているハルトムート・ヴェーデキント博士が、「子どもにやさしい学校」について説明します。「日本型CFCI実践自治体」の市長・町長からは、取り組みと今後の展望を共有いただき、日本において地域社会全体でどのように「子どもにやさしいまちづくり」を推進していけるのかを共に考えます。

* * *

子どもにやさしいまちシンポジウム
みんなでつくる「こどもまんなか」社会
~ドイツと日本の取り組み~

日時 2025年5月2日(金) 13:30~16:00(13:00開場)
会場 ユニセフハウス(東京都港区高輪4-6-12)1階ホール
主催

共催

日本ユニセフ協会

(公社)こども環境学会

プログラム

開会挨拶:日本ユニセフ協会会長 高須 幸雄

基調講演:ハイデローゼ・ブルックナー博士

子どもにやさしいまちづくり事業~事例の共有:

ニセコ町長(北海道)片山 健也/安平町長(北海道)及川 秀一郎

富谷市長(宮城県)若生 裕俊/町田市長(東京都)石阪 丈一

奈良市長(奈良県)仲川 元庸/豊田市副市長(愛知県)辻󠄀 邦惠

パネルディスカッション

(進行)木下 勇(CFCI委員会委員長・こども環境学会会長)

ハイデローゼ・ブルックナー博士

ハルトムート・ヴェーデキント博士

富谷市長(宮城県)若生 裕俊/町田市長(東京都)石阪 丈一

豊田市副市長(愛知県)辻󠄀 邦惠

※敬称略
※プログラムは予告なく変更される場合があります

詳細など 特設ページをご覧ください

 

参加お申込方法(報道関係者の皆さま)

参加をご希望の方は、事前に以下事項をメールでご連絡ください。オンライン参加の場合は、ご参加用のZoomリンクをお送りします。

1.     ご所属
2.     お名前
3.     ご連絡先(メールアドレス必須)
4.     参加方法(会場参加 または オンライン参加)
5.     (会場参加の場合)撮影の有無、有の場合はムービー/スチール

 お申込・お問合せ先: 日本ユニセフ協会広報・アドボカシー推進室 jcuinfo@unicef.or.jp

 

登壇者プロフィール

ハイデローゼ・ブルックナー博士(Dr. Heide-Rose Brückner)

ドイツ国内の子どもと、子どものための団体を支援するドイツ子ども支援協会(Deutsches Kinderhilfswerk e.V. 略称DKHW)連邦常務理事(専務理事)を経て、ユニセフドイツ委員会と共に立ち上げた、Kinderfreundlichen Kommune e.V. (子どもにやさしい自治体協会・ドイツのCFCIの推進主体)の初代所長。現在も上級顧問として、ドイツにおけるCFCIの推進に貢献している。自治体、NPO等との連携の調整をしながら、子どもの権利の普及、子どもの参画の推進に尽力してきた。

ハルトムート・ヴェーデキント博士(Dr. Hartmut Wedekind)

自然科学、数学、テクノロジーを専門とする幼児教育および教授法の専門家。Lernwerkstatt (学びの工房)という、子どもたちが遊びながら好奇心を広げていく、子ども主体の学びの方法を考案し、現在、ドイツ語圏のみならず、アジア、南米でも後進の指導にあたる。2010~2019年までアリス・ザロモン大学(ベルリン)の教授を務め、地元の区とベルリン市によって学びの工房のセンター・ヘレウム(HELLEUM)の設立を主導した。

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