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お知らせ

子どもの権利から広がる、みんなにやさしいまちづくり
~富谷市の実践~

「子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」実践自治体である宮城県富谷市は、柱の一つに「子どもが友達と交流し、楽しく遊び学べるまち」を掲げ、子どもが安心して過ごし、関わり合いの中で成長できる環境づくりを進めています。今年5月、「国際遊びの日」を前に、その象徴的な取り組みである複合施設「ユートミヤ」がオープンしました。

子どもの権利の実現による、みんなにやさしいまちづくり

子どもにとって「遊び」は、単なる余暇ではなく、学びや成長、そして社会との関わりを育む大切な機会です。子どもの権利条約では、「遊ぶ権利」とともに、「参加する権利」が保障されており、子どもは地域の中で自分の意見を表明し、主体的に関わる存在でもあります。こうした考え方は、ユニセフが推進する「子どもにやさしいまちづくり(CFCI)」の中核です。

富谷市の「ユートミヤ」は、市民とともにワークショップを重ねながら長い時間をかけて構想されてきました。市民によるボランティア団体「ユーとミー」を中心に運営される「市民共創のまちづくり拠点」を目指しています。すでに子ども主導の、ものづくりプロジェクトも始まっており、学び・創造・遊びが一体となった空間の中で、子どもが自ら企画し、活動に関わる実践が生まれています。

子どもが「やってみたい」を安心してチャレンジできる場と、それを支える雰囲気を整えることで、遊びを通じて学びや創造性が育まれます。同時に、子どもが地域の一員として役割を担うことにより、行政やおとなだけでは生まれにくい発想や住民のニーズに即した企画が実現されることが期待されています。

「子どもにやさしいまちは、みんなにやさしいまち」。CFCIの枠組みを活用しながら、評価と改善を重ね、まちづくりを発展させていく取り組みが進んでいます。

 

「学ぶ・創る・遊ぶ」が融合する市民共創のまちづくり拠点 富谷市複合図書館「ユートミヤ」オープン
子ども主導のプロジェクトもスタート

富谷市企画部ユートミヤ
センター長 今野善徳

写真提供:富谷市
2026年5月にオープンした複合図書館「ユートミヤ」

今年5月1日に開館した「ユートミヤ(富谷市複合図書館)」は、約10年にわたり、市民の皆様とのワークショップなどを重ねてまいりました。これまで延べ1500人以上の声を集約した、まさに、皆様とともに創りあげてきた施設でございます。

本市初となる「市民図書館」に加え、「屋内遊戯施設とみのわパーク」そして「カフェやショップのあるスイーツステーション」の3つの機能が融合した施設となっております。いずれの施設もゆるやかなスロープ(回遊動線)でつながり、仕切りがない「一体的な空間」が特徴となっております。

特に、とみのわパークには、屋内に大型滑り台や高さ5メートルのネット遊具などを備えた「とみのわひろば」のほか、「そうぞうのおか」では、定例での読み聞かせ会やアート工作体験を楽しめます。また、屋外には、トランポリンのような「ふわふわドーム」もございます。

写真提供:富谷市
ユートミヤには、天気、季節に関わらず身体を動かせる遊び場も併設されています。

開館後は、市内外から多くの皆様にご来館いただき、6月20日には早くも10万人を達成するなど、新たな居場所、そして新たな交流拠点となっております。

また、こうした経緯を踏まえ、運営にあたっては、市民主導型の新たな運営スタイルのもとに「市民共創のまちづくり拠点」を目指しております。その運営の軸となるのは、ボランティア団体のユートミヤパートナーズ「ユーとミー」です。

180名ほどの会員が主体的な活動を展開しており、開館後のゴールデンウィーク期間中には、早速、様々な自主企画を展開しました。その企画の中には、子どもたちが自ら企画し、主体的に参画した活動なども多くありました。

まさに市民主導型の運営に子どもたちが直接関わる姿が見られています。6月には、ゴールデンウィーク期間の企画を発端とし、中学生が代表となるクラブ活動「CRAFTOMIYA」が創設され、子ども主導のものづくりプロジェクトが新たにスタートしました。

本市では、令和3年に日本ユニセフ協会より「子どもにやさしいまちづくり実践自治体」として承認されました。子どもの意見を市政に反映し、子どもの社会参画を促進することを全庁的な組織体制のもとに取り組んでおります。

CFCI事業の一環として、全小中学校での学級憲章*の導入を通したマインドセットにより子どもたちの意識変容・行動変容を促すとともに「やってみたい!」の一歩を踏み出すための心理的な安全性を確保することに努めるなど横断的・系統的な連携を重視した取組を展開しております。

これからユートミヤを拠点として、ユートミヤパートナーズをはじめ、本市の強みである「市民力」を活かしながら、子どもたちが活躍できる多様な交流の「関わりしろ」を広げてまいります。そして、「オール富谷で育てていく施設」にしていきたいと考えております。

提供:富谷市
ユートミヤガイド(PDF)

* 学級憲章:富谷市では、日本ユニセフ協会が推進する「子どもの権利が守られた学級づくり」にも取り組んでいます。市内の全小中学校で、『子どもの権利を大切にする学級目標』づくりを通し、「子どもの権利条約」を学びながら、みんなの権利が守られ一人ひとりが大切にされる学級づくりに取り組んでいます。

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