2026年6月27日カラカス/ニューヨーク発
ユニセフ(国連児童基金)は、6月24日にベネズエラを襲った地震により、子ども68万人を含む180万人が人道支援を必要としていると推定しています。

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地震により、多くの建物が倒壊したラ・グアイラ州で、がれきの中に取り残された人々を捜索する様子(ベネズエラ、2026年6月27日撮影)
過去100年で最大規模の地震、広範な被害

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ラ・グアイラ州に設置された一時避難所で、被災状況や支援ニーズを把握するため、被災者から話を聞くユニセフのスタッフ(ベネズエラ、2026年6月28日撮影)
6月24日、マグニチュード7.2と7.5の2つの地震が相次いで発生しました。これはベネズエラでは過去100年以上で最大規模の地震です。衛星画像の予備的な分析によると、これまでに調査・評価が行われた範囲において最も大きな被害を受けているラ・グアイラ州カティア・ラ・マール(Catia La Mar)では、建物の3分の1近くが損傷していることがわかりました。
ユニセフ・ベネズエラ事務所代表のマヌエル・ロドリゲス・プマロールは次のように述べています。「対応開始から3日が経過し、必要とされる支援の規模が徐々に明らかになってきています。病院はひっ迫した状況が続いており、多くの子どもが安全な水を安定的に手に入れることができず、また多くの学校が被害を受けています。ユニセフはベネズエラ政府やパートナーと連携し、子どもたちや家族への支援を拡大しています。今後数週間にわたりこうした対応を継続するためには、持続的な資金確保が極めて重要になります」。
ラ・グアイラ州、カラカス首都区、カラボボ州、アラグア州、ファルコン州の各地にある病院は深刻な被害を受けており、一部では収容能力の限界に達し、子どもや妊婦への保健医療ケアの提供に支障が生じています。首都区だけでも、初期情報によると、区内の全学校の3分の1以上に当たる432校が被害を受けており、子どもたちの教育に影響を及ぼしています。被害状況の評価が完了すれば、他の州での被害の規模はさらに大きいものとなると見込まれています。当局は、被害を受けていない学校を、自宅から避難してきた家族のための一時避難所に使用しています。
ユニセフ、緊急支援を拡大

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パナマにあるユニセフの倉庫から輸送され、バレンシアのアルトゥーロ・ミケレナ国際空港に到着した緊急支援物資(ベネズエラ、2026年6月27日撮影)
ユニセフは、ベネズエラ政府、国連諸機関、その他の人道支援パートナーと連携し、緊急対応を拡大しています。すなわち、追加のスタッフを派遣するとともに支援物資を投入し、23万4,000人の子どもを含む推定65万人に、保健、栄養、水と衛生、子どもの保護、教育の各分野にわたる支援を提供しています。
パナマにあるユニセフの倉庫に備蓄していた、保健医療に関する物資や水・衛生用品など計20トンのユニセフ支援物資を積んだ最初の航空便が、6月27日にベネズエラのバレンシアへ到着しました。数日中に、コペンハーゲンのユニセフ物資供給センターからの第2便が到着する予定です。これら2回の輸送により、計10万人以上を支援できる見込みです。
ユニセフは、今回の地震緊急事態への対応に5,200万米ドルが必要であると推計しています。これは、2026年のベネズエラ向けの人道支援行動計画(総額1億3,760万米ドル)の一環と位置付けており、すでに、物資やスタッフの迅速な初期展開を可能にするため、内部緊急資金から約350万米ドルを拠出しています。ユニセフは、こうした対応を継続・拡大するために、柔軟に活用できる追加資金の提供を国際社会に呼び掛けています。


























