2026年6月30日カラカス/コペンハーゲン/ニューヨーク発
6月24日にベネズエラを襲った壊滅的な地震を受け、被災した子どもと家族たちを支援するためのユニセフ(国連児童基金)の人道支援物資47トンが、本日現地に到着しました。

© UNICEF/UN0878226/Asamoah
ベネズエラに向けて、コペンハーゲンから空輸されるユニセフの緊急支援物資(デンマーク、2026年6月29日撮影)
保健医療、清潔な水、安全な居場所を提供
コペンハーゲンにあるユニセフの物資供給センターから輸送された物資は、以下のものです。
- 緊急保健キット(安全な出産、新生児ケア、疾病の予防・治療に必要な物資など)
- 安全な飲み水を提供するための浄水・貯水用品
- 子どもにやさしい空間や支援拠点を設置するためのテント
- 車椅子などの移動補助具
- 子どもたちが日常を取り戻し、学びを続けるためのレクリエーション用品、および乳幼児期の発達を支援する物資

© UNICEF/UN0879569/Párraga
地震で大きな被害を受けたラ・グアイラ州で、家族とともに自宅を離れ、スタジアムに設けられたテントで暮らしている10歳のホスベイリスさん(ベネズエラ、2026年6月29日撮影)
ユニセフのラテンアメリカ・カリブ海諸国地域事務所代表のロベルト・べネスは次のように述べています。「これらの物資は、ベネズエラの子どもたちがまさに必要としている時に届きました。被災した各州には、安全な水や保健医療サービスを緊急に必要としている家族が数多くいます。多くの人々が、さらなる余震を恐れて屋外で寝泊まりしています。今回の物資により、子どもと家族たちが今最も必要としている保健医療ケア、清潔な水、安全な場所などを提供することができます。しかし、現地のニーズは本日届いた物資をはるかに上回っており、対応を拡大し続けるためには継続的な支援が必要です」。
ベネズエラを襲った地震として過去100年以上で最大規模となった今回の地震により、被災した6州全体で約68万人の子どもが人道支援を必要としていると推定されています。最初の地震以降、600回を超える余震が発生しており、地域社会にとって予断を許さない状況が続いています。
ユニセフ、引き続き緊急対応を拡大

© UNICEF/UN0876933/Garcia
地震により、多くの建物が倒壊したラ・グアイラ州の様子(ベネズエラ、2026年6月28日撮影)
今回の支援物資と、6月28日にパナマにあるユニセフの備蓄倉庫から到着した物資により、今後3カ月間で10万人を超える子どもと家族を支援できる見込みです。
ユニセフは引き続き、政府当局、現地の国連チーム、人道支援パートナーと連携し、支援ニーズの把握を進めるとともに、子どもの保護、保健、栄養、水と衛生の各分野における対応を拡大していきます。
ユニセフは、今回の地震による緊急事態への対応に5,200万米ドルが必要であると推計しています。これは、2026年のベネズエラに対する「子どものための人道支援行動計画(Humanitarian Action for Children)」全体の必要額1億3,760万米ドルの一部です。しかし、地震発生前の時点で、確保されていた資金はそのうちの35%にとどまっていました。ユニセフはすでに、物資やスタッフの迅速な初期展開を可能にするため、内部の緊急資金から約350万米ドルを拠出しています。


























