2026年8月28日アンマン(ヨルダン)発
パレスチナ・ガザ地区で過去5日間に、少なくとも4人の子どもが死亡し、多くの子どもが負傷したと報告されています。また、攻撃によりユニセフ(国連児童基金)の栄養支援物資を保管していた倉庫が破壊され、ユニセフが支援する給水施設も深刻な被害を受けました。これにより、子どもたちや家族の生活を支えている不可欠なサービスへのアクセスは、さらに困難になっています。

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ガザで、仮設のテント式教室で授業を受けていた際に銃撃を受け、手を負傷した12歳のハーリドさん。将来は教師になることを夢見ていたが、「もう学校には行きたくない」と話す(パレスチナ、2026年8月26日撮影)
子どもの命と暮らしを脅かす被害

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ガザで暮らすスワールちゃん(左)と母親のアラーさん。スワールちゃんは、祖父の家からの帰宅途中に銃撃を受けて重傷を負い、現在は寝たきりの生活を送っている(パレスチナ、2026年8月26日撮影)
死亡が報告された4人の子どもは、それぞれ別の攻撃で命を落とした2歳と4歳の男の子、テントの中にいた際に地上からの攻撃を受けた10歳の女の子、そして過去の攻撃で負った重傷が原因で亡くなった16歳の男の子がいます。また、8月25日には、8歳、10歳、17歳の子ども3人が実弾による銃撃を受け、さらに11歳の子ども2人が攻撃後の破片により負傷し、今後の人生に影響を及ぼす傷害を負ったと報告されています。
同じく8月25日、77万米ドル相当を超えるユニセフの栄養支援物資が保管されていた倉庫が、付近で発生した攻撃によって破壊されました。この失われた物資は、生後6~23カ月の脆弱な立場にある子ども4万500人超と、妊婦および授乳中の女性4,900人を支援するために用意していた極めて重要なものでした。
その前日の8月24日には、デルバラハにあるユニセフが支援する井戸および海水淡水化施設も、近隣への攻撃によって深刻な被害を受けました。この施設からは約2,000人の子どもを含む4,000人以上が安全な飲料水の供給を受けています。施設が稼働できない間も安全な水へのアクセスを維持できるよう、ユニセフとパートナーは影響を受けた家族に対し、給水車による緊急の水供給支援を行っています。
ユニセフの中東・北アフリカ事務所代表エドゥアルド・ベイグベデルは次のように述べています。「子どもたちは命を奪われ、傷つけられています。一方で、生き延びた子どもたちは、自分たちが頼りにしている不可欠なサービスや支援物資が破壊されるのを目の当たりにしています。命が失われることに加え、重要な支援物資の破壊や不可欠なサービスへの被害は、生き延びるためにすでに必死に耐えている子どもと家族の苦しみを、さらに深刻なものにしています」。
特に夏の最も暑い時期には、子どもたちの健康とウェルビーイングのために、安全で十分な水へのアクセスを確保することが極めて重要です。しかし、ガザでは給水や衛生を支えるインフラの70%が損傷しており、住民の63%は1人1日当たり6リットルの飲料水さえ確保できない状況にあります。
ユニセフは、子どもたちの命と権利の保護を含む国際人道法および国際人権法の完全な遵守を求めています。また、子どもたちの生存とウェルビーイングのために、民間インフラや不可欠なサービスの保護、そして迅速かつ安全で妨げのない人道アクセスの確保を強く求めています。


























