2026年8月31日カトマンズ(ネパール)発

© UNICEF/UNI1011276/Prasad Ngakhusi
ヌワコットにある避難先の学校で、3歳の弟を膝の上にのせるソニカさん(13歳)。洪水で自宅が流され、この学校に避難している(ネパール、2026年8月27日撮影)
ユニセフ(国連児童基金)は、ネパールで発生した大規模な土石流の被害状況に関する最新の情勢レポートを8月31日に発表しました。以下はその抜粋です。
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ネパール土石流被害 最新情勢レポート (No.1―2026年8月31日付)

© UNICEF/UN0914836/Upadhayay
カトマンズの国際空港で、支援物資の輸送準備を行うユニセフ職員(ネパール、2026年8月27日撮影)
ネパール中北部で発生した土石流により、ラスワ郡、ヌワコット郡、ダディン郡、ゴルカ郡、タナフン郡で子ども約2万2,100人を含む推定6万5,000人が被災しています。ネパール国家防災管理庁(NDRRMA)によると、これまでに903人の死亡が報告され、4,247人が依然として行方不明となっています。死者数は現在も増え続けています。
多くの家族が避難を余儀なくされています。その大半は親族や知人のもとに身を寄せており、一方で、政府が設置した一時避難施設で避難生活を送っている人々もいます。
子どもたちは、家族との死別、避難、自宅や学校の損壊、保健医療や教育などの基本サービスの中断といったさまざまなリスクにさらされています。また、深刻な心理的ストレスも懸念されています。
少なくとも107人の子どもが親や養育者と離ればなれになった可能性があります。緊急の優先課題として、親と離ればなれになっている子どもの特定と登録、家族の捜索と再会支援、さらには直ちに家族との再会が難しい場合の代替的な保護・ケアの提供が求められています。
被害は重要インフラにも及び、6カ所の保健医療施設と少なくとも19校の学校が全壊または損傷しました。このため、子どもたちは保健医療、安全な飲み水、教育、保護のサービスを受けることができなくなっています。
ユニセフは、水と衛生、保健、栄養、子どもの保護、社会的保護、教育、リスクに関する情報発信(リスクコミュニケーション)の各分野で命を守る支援を提供しています。同時に、サービス提供の継続や復旧支援、さらには今後の緊急事態に備えたレジリエンス(強靭性)を高めるための地方・国家レベルの体制強化にも取り組んでいます。
ユニセフは、約1万9,000人分の緊急支援物資をラスワ郡とヌワコット郡に提供しました。物資には、衛生キット、バケツ、せっけん、消毒剤、折りたたみ式ポリタンク、浄水用品、リスクコミュニケーション用資材などが含まれます。
ユニセフは、被災した子どもと家族への緊急人道支援のため、1,720万米ドルの資金を必要としています。初動対応のために緊急用の資金をすでに活用していますが、支援を継続・拡大するためには追加の資金が早急に求められています。
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