2026年9月23日カトマンズ(ネパール)発
ネパール中北部を壊滅的な土石流が襲ってから1カ月が経過しましたが、今なお、多くの子どもたちの教育が中断されたままです。ユニセフ(国連児童基金)は、彼らが再び安全な学習環境で学べるようにするためには継続的な支援が急務である、と訴えています。

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ユニセフの支援によりヌワコット郡に設置された仮設学習センターで、再び学び始めた子どもたち(ネパール、2026年9月22日撮影)
子どもたちの学びの再開を支援

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ヌワコット郡で、ユニセフが支援する仮設学習センターに通う子どもたち(ネパール、2026年9月22日撮影)
初期評価によると、ダディン郡、ヌワコット郡、ラスワ郡の被災地域にある62の学校および学習センターで、1万4,000人を超える子どもの学びが中断されています。また、この災害は深刻な人的被害ももたらし、414人の子どもを含む約440人の生徒・教育関係者が死亡または行方不明と報告されています。
ユニセフ・ネパール事務所代表のアリス・アクンガは次のように述べています。「教育は、災害の影響から子どもたちが立ち直る上で欠かせないものです。学びの場に戻ることは、大きな喪失や先行きの見えない状況を経験した子どもたちに、安定した日常と希望をもたらします」。
緊急事態の発生以来、ユニセフはネパール政府およびパートナーと協力し、子どもたちができるだけ早く学びを再開できるよう取り組んでいます。これまでに48カ所の仮設学習センターの設置を後押しし、被災地域の1,400人を超える子どもが再び学べるようになりました。また、子どもたちが立ち直り、学び続けられるよう、学習に欠かせない教材や心理社会的支援も提供しています。
災害に強い教育環境をつくるために

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ユニセフ支援の仮設学習センターの様子。子どもたちは学びを通じて、少しずつ日常を取り戻している(ネパール、2026年9月22日撮影)
こうした取り組みによって子どもたちは学びの場に戻りつつありますが、復旧・復興に向けたニーズは依然として大きいままです。教育分野の災害時迅速ニーズ評価によると、被害を受けた教育インフラを修復し、子どもたちが支障なく教育を受け続けられるようにするためには、多額の資金投入が必要と推定されています。
ユニセフは、土石流の被害を受けたすべての子どもが学び、立ち直り、健やかに成長できるよう、当面の復旧活動と長期的なレジリエンス構築の両方に対する継続的な支援を呼び掛けています。ネパールが緊急対応から復旧段階へと進む中で、学校や保健医療施設、水・衛生システム、その他の重要インフラのレジリエンスを高め、将来の災害や危機にさらに備えを強化する機会も訪れています。気候変動に関連した災害が頻発し、その深刻さも増す中、気候変動に強いインフラや防災対策、社会サービスへの投資は、将来の災害による混乱から子どもたちとコミュニティを守るために不可欠です。
気候行動に関するユニセフ・ネパールのユース・アドボケートであるジャヤンティ・バムさんは述べました。「土石流で学校が被害を受ければ、その影響はただ子どもたちが教室を失うことにとどまりません。授業を受けられなくなり、学習の遅れが生じ、友だちや先生と過ごす時間が減り、安全と支えを与えてくれる日常も失われます。私たちには、災害に耐えられる、より強固な学校が必要です。また、土石流や土砂崩れ、その他の緊急事態が発生したときにどう行動すべきかを知る必要があります。そして、学校が被害を受けた場合でも、仮設の学習スペースであれオンラインであれ、学び続けるための手段が必要です。そうすることで教育を継続することができます」。
土石流発生から1カ月が経過した今も、数万の子どもとその家族が日々その影響に耐え続けています。多くの家族が避難生活を余儀なくされており、いまだに避難所として使用されている学校もあります。また、損壊した道路や橋により、最も深刻な被害を受けた地域の一部では、教育、保健医療、水と衛生といった重要なサービスを利用することが難しい状況が続いています。


























